kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

城繁幸って頭オカシイんじゃないか? 「定率増税」が「金持ち増税」だと思ってる人間なんかいるわけないだろ

以下は昨日朝日の1面に報じられた「富裕層増税」の話ではなく、「復興増税」、つまり定率増税の話。


「所得税増税」は誰が負担することになるのか : J-CAST会社ウォッチ

復興増税の一環として、どうやら所得税の引き上げが実現しそうだ。一律で4%程上げるそうだから、最高税率は44%、地方税込みで54%以上にものぼる。最高税率が適用される所得1800万以上のお金持ちは、稼ぎの半分以上を持っていかれることになる。

「ざまあみろ!」と留飲を下げている庶民もいるだろう。ひょっとすると「これで小泉改革の結果、行き過ぎた格差社会を是正できる」と喜んでいる人もいるかもしれない。


この書き出しには唖然とした。「復興増税の一環としての所得増税」が「定率増税」であり、すなわち格差縮小の効果は特に持たないことくらい、誰でも知っているはずだ。「定率増税」が「金持ち増税」だなんて思っている人間など見たことがない。でも、それでさえ与謝野馨あたりには不満で、与謝野は逆進性を持つ消費税を増税にして復興の財源にしたい意向だった。

問題設定が的外れだからそれ以降の文章は意味をなさないのだが、文章はなんと何の根拠も示さずに「やっぱり消費税増税の方が公平だった」という結論につなげている。論理のつながりも何も一切なく、与謝野が採用しようとした政策を推しているのだ。これには呆気にとられた。

こんな頭のオカシイ文章を書いた人間は誰かと思ったら、悪名高い新自由主義者城繁幸だった。さもありなんと思ったが、こんな子供騙しにもならない文章で城繁幸が対価を受け取っていると思ったら腹が立ってきた。「衆愚」を見下すのもいい加減にしてもらいたい。