テレビ朝日のなんとかサンデーは、今週も性懲りもなく橋下翼賛特集を垂れ流すトンデモ番組だが、広島大学の准教授とやらが出てきて、「地球はミニ氷河期に入った」とほざいていた。
ちょっと寒い冬になったくらいでこんなことを言い出す人間によく大学の教官が務まるものだなあと呆れる*1。ちなみに、1984年は今年よりずっと厳しい寒冬で、同年1月31日には東京で「あわや真冬日」(1日中気温がずっと氷点下)になるところだったが、夜遅くなって気温が0度を超え、「真冬日」にはならなかった。寒波で被害に遭われた方々には不謹慎ながら、「残念」と思ったものだ。同年には大阪も、100年に一度という大雪に見舞われた。
「地球寒冷化」というと私が思い出すのは、下記のトンデモ本である。
実説大予言―地球は冷え、乾き、人々の飢えは近い (ノン・ブック)
- 作者: 西丸震哉,五島勉
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 1974/01
- メディア: 新書
- クリック: 48回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
もっとも、東電原発事故以来、科学者に対する不信感は国民の間で高まっている。「トンデモ」には、何も「安全神話」を撒き散らしていた「原子力ムラ」の学者どもに限らず、「火山学者」の早川由紀夫や、東電原発事故を機にそれまでの「原発推進派」から「反原発」に転向した、地球温暖化懐疑論者の武田邦彦も含まれる。
だから、今さら広島大の准教授センセイが何をほざこうが驚きはしないけれど。そういえば「鳩山友紀夫」だって、まかり間違えば大学教授になっていたかもしれなかった。