kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

民主党主流派、民主党反主流派、自民党、大阪維新の会をすべて拒否する

昨日は梶川ゆきこ(幸子)なる元民主党広島県議のトンデモTwitterをみつけてこれに切れ、半日ほど梶川のトンデモを追い続けてきたが、梶川がらみで梶川のボスにあたる民主党衆院議員にして同党広島県第3区総支部代表を務める橋本博明という人物について調べてみた。この男は広島大学理学部大学院で博士号をとって科学技術庁に勤めたが、小沢一郎政治塾の第5期生でもあり、かと思うと2010年の民主党代表選では菅直人を推し、昨年の同代表選では野田佳彦を推した。

橋本のような民主党主流派の人間が抱えていた県議に「トンデモ陰謀論」系「小沢信者」である梶川ゆきこのような人間がいることが不思議だったのだが、上記の経歴を知って合点がいった。橋本というのは上昇志向が強い風見鶏なのだろう。

それと同時に、民主党というのは主流派だろうが小鳩系のような反主流派だろうがどうしようもない政党だよなあと改めて思った。それでは自民党はというと、直ちに思い出したのがこのところ「トンデモ」の度合いをとみに強めている片山さつきであり、その片山と張り合えるひどいレイシストぶりをブログ記事で発揮した城内実(もう飽きたので今回はリンクは張らないが、"bakawashinanakyanaoranai" とかなんとかいう記事がある)が年内にも自民党に復党するといわれていることだった。

ああ、このていたらくなら、「民主党は主流派も反主流派もダメ、自民党もダメ」ということで、橋下徹の「大阪維新の会」に期待を託す人たちが増えてもいたしかたないかと思える。もちろん私にとって橋下は上記三者のいずれよりもひどい、最低の存在である。

かくして私は民主党主流派、民主党反主流派、自民党大阪維新の会の四者をすべて批判する立場に立つ。共産党やその支持者も同じ立場だろうけれど、私は共産党支持者ではない。

共産党支持者や無党派系左派・リベラルは民主党主流派、民主党反主流派、自民党大阪維新の会の全部を批判しなければならないから忙しくて大変だな」などと、したり顔でニヒリスティックなことを書いて自己満足している人間がいる。だが、この考え方はおかしい。

たとえばジャーナリズムは権力のチェックが求められる存在だ。政権与党の反主流派大物政治家にせよ、野党の政治家にせよ、「権力者」には違いないのだから、ジャーナリズムは彼らの批判すべき点は遠慮なく批判しなければならない。しかし、ナベツネ流の「権力と一体となったジャーナリズム」がライバルの朝日新聞あたりにまで悪影響を与えている昨今はその機能が果たされていない。

私は何も匿名のブログをもってジャーナリズムに代替できるなどと主張するものではないが、いかなる政治権力に対しても批判すべきところは批判するのは当然だと考える次第である。

なお、安倍晋三政権が無残に崩壊した後の一時期、舛添要一でさえ「日本人には高福祉高負担の社会が合っている」などと口走った時期が(ほんの一瞬だったが)あった。その頃は福祉国家を求めるトレンドが大きくなりそうな気配はあったのである。これはその前の30年ほどにわたってごく少数派の主張に過ぎないものだった。それが一躍注目された。NHKが『ワーキングプア』の3部作を製作し、『週刊東洋経済』が北欧特集を組んだ、2006年半ばから2008年初めにかけての頃である。

その流れが再び消えて元に戻ってしまった以上、民主党主流派、民主党反主流派、自民党大阪維新の会の四者など、すべて否定し去るほかない。日本に自発的な "OWS" のような運動が起きる日が来るとは、今の私には思えない。誰かさんではないが、なんらかの外国の影響を受けて半ば強制的に変わるしかないのではないかと思っている。