kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

産経にとっては「民衆扇動家」や「ファシズム」とは褒め言葉らしい(笑)

橋下徹は「扇動市長」と米ワシントン・ポスト紙が報じる - kojitakenの日記 で紹介した長いワシントン・ポストの記事だが、前半はかなり面白いけれども、後半はいわゆる「客観報道」のスタイルなのかどうか、橋下関係者のコメントを紹介するばかりで、やや退屈だと思った。

ところで、産経新聞もこの報道を紹介している。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/120524/amr12052411370006-n1.htm

「うんざりした日本社会の産物」 米紙が橋下大阪市長を1面で紹介


 【ニューヨーク=黒沢潤】米紙ワシントン・ポストは23日、1面で大阪の橋下徹市長に焦点を当てた長文の記事を掲載した。見出しは、「炎のような市長の背後に日本の不満」−。

 記事は冒頭、橋下氏を「うんざりした(日本)社会の産物」「民衆扇動家」と形容。その上で、日本の「眠ったような現状を完全に変貌させたい人物だ」と紹介している。 

 橋下氏の政治スタイルについて「(米国の草の根政治運動)ティー・パーティー(茶会)のように『小さな政府』を志向する」と述べ、その強力な指導力から「(ファシズムに引っかけ)『ハシズム』と呼ぶ人もいる」としている。

 また、「野田佳彦首相並み」に有名だとして、支持率が首相の3倍に上ると指摘。橋下氏の鋭い舌鋒(ぜつぽう)の矛先が増税や震災復興、エネルギー政策などで十分な指導力を発揮できない国家に向けられているとして、「このままでは日本は3年から5年で沈む」との発言も紹介している。

 弁護士出身で、テレビの法律番組に出演して有名になったことにも触れる一方、橋下氏を有名にさせたのは「敵を作り、議論で戦う」ゆえであるとし、最近、入れ墨の大阪市職員を問題視するなどの行動に言及している。

(中略)

一貫して橋下氏を“応援”する好意的な論調となっている。

MSN産経ニュース 2012.5.24 11:37)


結びの文章に吹いた。産経にとっては、「民衆扇動家」("rabble-rouser")や「ファシズム」とは褒め言葉らしい。

さすがは、馬鹿が作ってアホが読む新聞だ。