kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

阪神タイガースの金本知憲選手が引退

プロ野球阪神タイガースの「アニキ」こと金本知憲選手が今季限りでの現役引退を表明した。

金本でもっとも印象深いのは、広島カープ在籍時代に、東京ドームの外野席にある、当時読売の監督を務めていた長嶋茂雄が宣伝するセコムの看板(というより長嶋茂雄の顔面)を直撃した巨大ホームランだ。1995年頃のことだったかなと思って調べてみたら、1996年6月5日の試合だった。スコアは下記の通り。

■11回戦(東京ドーム) 広島6勝5敗
広島 101 202 011|8
読売 000 022 000|4
(勝)加藤 3勝3敗
(敗)川口   3敗
(本)金本12号


この年、6月1日に広島は中日を抜いて読売リーグの首位に立っていた。この試合で30勝一番乗り。しかし………


この年、広島は結局3位に終わった。読売リーグの優勝チームがどこだったかは忘れたが、日本シリーズオリックスが優勝したことは覚えている。イチローが大活躍した。

翌1997年、広島は2年連続の3位だったが、これが今のところ同球団最後のAクラスのシーズンである。

その後、金本はFA宣言して阪神入りし、阪神の2度のリーグ優勝に大きく貢献した。その頃、毎年のように阪神と激しい優勝争いを演じた中日の落合監督(当時)は、「阪神は金本と下柳のチームだ」と評した。阪神時代の金本の活躍については多くの人が語っているだろうから、私がそれにつけ加えることは何もない。

ただ、どこかのタイミングで広島に戻り、赤いユニフォームで現役を終える選択もあったのではないかと惜しむ次第である。金本が肩を壊した時点でそのタイミングはなくなってしまったけれども。