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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

やっぱりな。「安倍晋三総裁選出」は「維新の怪」にとっては「最悪の結果」w

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安倍総裁再登板に苦慮 維新、対立軸不鮮明に


 新党「日本維新の会」は安倍晋三自民党総裁の誕生を受け、次期衆院選に向け自民党への対応に苦慮している。教育改革や憲法改正など保守的な政策が共通し、対立軸を鮮明に打ち出しにくいことに加え、幹部が安倍氏と親密なのは周知の事実。新党内には「選挙で戦いにくい。最悪の結果だ」と苦り切る声もある。

 「自民党と合うところはしっかりやり、合わないところは反対する」

 新党代表の橋下徹大阪市長は26日、安倍氏の総裁選出を受け、早くも衆院選後を見据え、政策ごとの部分連合について言及した。一方、衆院選では全国に候補者を擁立し、自民党と戦う方針は変更しないと明言した。

 ただ、安倍氏の政策と「維新八策」との類似点は多く、新党内では「やりにくい」(政調会長の浅田均大阪府議会議長)との見方が大勢だ。

 政策が重なりがちになるのはある意味、当然だ。小泉政権時代に安倍官房長官の下で総務相を務めた竹中平蔵慶応大教授、安倍政権で行政改革を担当していた経済産業省出身の原英史氏らは現在、維新の会の知恵袋。原氏は府、市で制定された教育、職員両基本条例の起草にも関わった。

 新党幹事長の松井一郎府知事はこれまで、安倍氏と親密な関係を築いてきた。2月以降、複数回にわたり接触。新党への合流を打診したが、幹部は「元首相の安倍氏自民党を出るのは難しかった。本当は国会議員団の代表に就いてもらい、国会対策は菅義偉総務相に任せたかった」と内情を明かす。

 新党合流が“破談”になった後も、安倍氏自民党総裁選を通じ「維新のパワーに期待したい」と秋波を送り続けた。

 「自民総裁選では『安倍氏ならば新党を懐柔し、選挙後の連携にも期待できる』と思って、国会議員票が流れたのではないか」と維新幹部は推測する。

 一方、自民党大阪府連幹部は安倍氏の“再登板”に気が気ではない様子。橋下氏と市議会で対立するベテラン市議は「自民党が本当に一枚岩になれるのか」と危惧する。

中国新聞 2012年9月27日)


まあそんなところだろうと思ってた(笑)

ネットではどういうわけか、「安倍晋三自民党総裁選で勝って橋下にとっては万々歳だろう」という声が多数だったが、私は きまぐれな日々 「安倍晋三への宣戦布告」再び/橋下徹の読みは狂った のタイトル及び本文に明記したように、橋下にとって今回の自民党総裁選の結果は大誤算だったはずだとずっと言ってきた。その主張の正しさが、この中国新聞(広島の地方紙)の記事で裏付けられた。

同じ極右の、いわば「同志」である安倍晋三が勝ったのだから、橋下にとっては万々歳だろうと考えるのは、あまりにも短絡的な浅慮だ。物事を考える時には、一人一人の人間がどんなことを考えているだろうかと想像をめぐらせる必要がある。

朝日新聞が8月15日の一面で大々的に報じた、「維新の怪」が安倍晋三に党首就任を打診した件や、橋下や安倍らの日頃の言動からして、安倍晋三は「維新の怪」の代表程度で満足する人間ではなく、自らを自民党総裁、ひいては内閣総理大臣にふさわしい人間と考え、自らのカムバックは当然だとうぬぼれていたことや、橋下は橋下で安倍晋三を含む誰の下でも絶対に働きたくない人間であることを考えれば、自民党総裁選は安倍晋三橋下徹の戦いでもあったことは明らかであり、安倍晋三はそれに勝利し、橋下は敗北したのだ。「維新の怪」の支持率低下が言われる今日この頃だが、私はこれは一時的なものではなく、今後「維新の怪」は長期低落への道を歩むだろうと予想している。

何度でも繰り返すが、今後も橋下「維新の怪」に対する警戒を怠ってはならないけれども、今後の日本にとって最大の脅威は安倍晋三にほかならない。