kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

河村たかしの「裏切り」に沈黙する小沢信者w

「金持ち減税日本」の河村たかし小沢一郎を裏切って石原慎太郎になびいたことについて、「小沢信者」から「裏切り者」との罵声が飛ぶかと思いきや、信者たちは不気味な沈黙を守っている。もしかしたら意気消沈しているだけかもしれないが。

ここで、今年6月10日付の植草一秀のブログ記事を晒すという悪趣味なことをやってみる。


脱原発・反消費増税で一致する小沢新党と減税日本: 植草一秀の『知られざる真実』(2012年6月10日)より

(前略)昨日、6月9日に河村たかし名古屋市長が創設した「減税日本」の東京事務所開設記念パーティーが開かれ、小沢一郎氏も出席し祝辞を述べた。

中日新聞河村たかし氏および小沢一郎氏の発言を次のように伝えている。

河村市長は「時代は政権交代じゃない。税金を払っとる人が喜ぶ庶民革命が必要だ」と主張。次期衆院選に向けた対立軸として「脱増税脱原発、脱中央集権」の3本柱を挙げ「既成政党とは一線を画した新しい軸の政治を目指して敢然と闘う」と決意を述べた。

新党結成を目指す小沢元代表は「正しいことはどこまでいっても正しい」と語り、消費税増税関連法案への反対など一連の行動の正当性を強調。その上で「河村さんとは細かい点では見解が異なるが、基本的な考え方は全く同じ」と連携に含みを持たせた。

脱原発・反消費増税」で基本方針は一致している。

河村氏は東京・大阪・名古屋の連携を模索しているようだが、基本政策において、東京の石原氏は完全に逆を向いている。

石原氏は消費増税推進者であり、原発利用推進者でもある。

基本政策で正反対なのに、選挙で票を集められるからという理由で連携することは「野合」と言わざるを得ない

小沢新党と減税日本を核に、基本政策で共同歩調を取ることができる勢力が連携し、国会過半数獲得を目指すべきである。


小沢新党(「国民の生活が第一」)と減税日本を核に国会過半数獲得など、今読めば(いや、ブログ記事が公開された時点でもそうだったと思うが)失笑ものだが、よく読むとこの頃から河村たかし石原慎太郎橋下徹との三者の野合をたくらんでいたらしい。

5か月前に植草が書いた通り、石原と河村の合流は「野合」以外の何物でもないが、あれほど「裏切り者」攻撃が大好きな「小沢信者」たちがなぜ河村への非難を控えているのか、私にはどうしても理解できない。それほどまでにも「飼い犬に手を噛まれた」ショックが大きかったのだろうか。