ま、これは予想通りだ。
減税日本の小林興起代表代行は21日、離党届を提出した。日本維新の会への合流を目指す。減税は同日付で離党届を受理した。民主党に離党届を提出した川口浩氏、民主党を離党した無所属の中津川博郷氏は維新に入党し、公認候補として衆院選に立候補する。
(日本経済新聞 2012/11/21 18:41)
ここに至るまでの小林興起の言動をニュースから拾ってみた。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121117-1048037.html
太陽の党共同代表の石原慎太郎氏(80)と、減税日本代表の河村名古屋市長が16日夜、名古屋市内で会談した。両党と日本維新の会の合流問題について、協議したとみられる。減税日本の国会代表の小林興起衆院議員は同日夜、BSフジの番組に電話出演し、あらためて太陽の党との合流をアピールした。司会者が「石原さんが維新との連携を優先して、減税を切ったように見える」と話すと、小林氏は「ありえないよ!! もうすっぽり(太陽の党に)入っちゃってるんだよ」と反論。「春から地元に(石原氏と)一緒のポスターを貼っているんだよ。石原先生直系だよ」と強調した。
[日刊スポーツ 2012年11月17日9時7分]
http://www.asahi.com/politics/update/1117/TKY201211170422.html
巨大な第三極が必ずできると思っています。もう「減税(日本)」というのは、石原慎太郎先生に身柄を預けたんですから、名前なんかにこだわってる人はいませんよ。政策は、中央集権体制の打破。これが一番。税金については、今、地方を大事にする枠は地方税制ね。いま(日本維新の会幹事長の)松井さんが言われたでしょ。私もこれに全面的に賛成ですよ。景気を良くする。誰も反対してないですよね。そのために、消費税の増税を今の形で実行すべきでない。増税すべきでないってことは、ここにいらっしゃる(みんなの党幹事長の)江田さんも一緒ですから。私は第三極は大同団結していくと思います。(維新幹事長の松井一郎大阪府知事、みんなの党の江田憲司幹事長らとともに出演した読売テレビ番組で)
(朝日新聞デジタル 2012年11月17日18時50分)
小林興起が石原慎太郎の直系というのはその通りだが、2005年の郵政総選挙の時に小泉純一郎に切り捨てられた小林に石原が救いの手をさしのべず、テレビ番組で見殺しにしたことは以前当ダイアリーに書いたと思う。それでも石原の崇拝を止めない小林も小林だが、こんな人物を仲間に引き入れた時点で、減税日本の河村たかしは自らが石原慎太郎、小沢一郎、橋下徹の三者のブリッジ役になってキャスティングボートを握ろうとでもしていたのかもしれない。しかし、自分自身以外のイニシアチブを一切認めない橋下によって、河村の野望は挫かれた。自業自得というほかない。