石原慎太郎との野合で支持率を急降下させている「日本維新の怪」の橋下徹だが、今度は少し前に自分から振った「みんなの党」とよりを戻そうとラブコールを仕掛けて失敗、その凋落ぶりがますます鮮明になった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121124/stt12112400520001-n1.htm
みんな、維新との合流拒否「旧太陽との合併解消を」
日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は２３日、テレビ朝日の番組で、みんなの党の渡辺喜美代表と江田憲司幹事長に同日電話をかけ、「何とか一本化して、ひとつのグループになるよう大英断を下してほしい」と、合流を呼びかけたことを明らかにした。渡辺氏らは、維新が原発政策を見直したことなどを理由に拒否し、旧太陽の党との合併が解消されない限り合流は難しいとの見方を示した。
橋下氏は合流を求める理由を、両党間で難航してきている衆院選の候補者調整をまとめるため、とした上で「今は（太陽の党を吸収合併した）新しい日本維新の会だ。みんなの党のみなさんに入ってきてもらいたい。渡辺氏の判断ひとつで大きく政界再編のきっかけになる」と述べ、維新への吸収合併を求めた。
渡辺氏は２３日夜、羽田空港で記者団に対し、「太陽と合併した後に一緒にやりましょうと言われても『はいそうですか』とはいかない。太陽との結婚を解消してもらわないと合流話は進まない」と述べた。
江田氏も産経新聞の取材に対し、携帯の留守番電話に橋下氏から合流の打診が入っていたと明かした上で「脱原発、消費税増税阻止、ＴＰＰ（環太平洋戦略的経済連携協定）参加促進、企業・団体献金全面禁止などの政策が一致しないとダメだ」と答えた。
（MSN産経ニュース 2012.11.24 00:50）
なんのことはない、橋下は自らが「減税日本」の河村たかしに対してやったことを「みんなの党」にやられただけの話だ。
少し前には「維新の怪、200議席超え」とヨタ記事を飛ばしていた『週刊現代』も、今や「維新80議席超え、自民と連立政権」と書くまでに後退した。今後、維新の勢いはますます衰え、自民、民主に次ぐ第3党にとどまる可能性が高くなった。サプライズがあるとしたら、安倍自民党と連立を組んで、総理大臣を第一党（自民党）から出さずに石原慎太郎を総理大臣にするくらいのことだが、それは考えにくい。私は自民党単独で過半数を得るだろうと予想しているが、仮に自民の単独過半数は無理でも自公で過半数を確保することは九分通り確実と見られるからだ。自公で過半数に届かない場合、第3党がキャスティングボートを握って石原首相が誕生するという最悪の結果が現出する可能性があるが、ほとんど考えられないくらいその可能性は低い。
