kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「国民の生活が第一」の看板では勝てないと旧「生活」の前議員は言った

最近は「小沢信者」というかF氏(こちらではa氏かな。パチンコのフィーバーみたいな人)の暴走もますますひどくなってきて、小沢一郎代表時代、2007年の民主党のエネルギー政策の転換や、果ては自由党党首時代、つまり小沢一郎自民党と連立を組んでいた時代の「改憲試案」も積極的に絶賛するようになっている。要するに、小沢一郎個人を崇拝しているわけだから、こういうおバカな狂信者には何を言ってももはや無駄かもしれないけれども、「日本の独立」を志向しているというのなら、それは岸信介中曽根康弘だってそうだったわけですよ。F氏(a*777氏)の大好きな孫崎享は岸だけ持ち上げて中曽根は買わないみたいだけど。よく「小沢信者」が言う、田中角栄の首相時代のエネルギー政策がアメリカの「虎の尾を踏んだ」という説が成り立つなら(私は単なる陰謀論だと思うけどw)、それを角栄と一緒に推進したのは中曽根だからね。そうそう、「電源三法」も角栄と中曽根のエネルギー政策の産物だよね。

もう政党の離合集散にはいい加減うんざりだけど、ここ数日、新聞やネットで見かけた記事について、リンク先を示さず感想を言えば、「日本未来の党」は、「国民の生活が第一」のままではおそらく10議席前後しかとれなかったであろう議席を、最大30議席くらいにまでは増やす程度にはなるかなという感触。新聞記事(朝日)を見ると、旧「生活」の議員からは、「『国民の生活が第一』の看板では選挙に勝てない」という声が上がっていたらしい。要するに民主党の旧スローガンだからということで、国民の民主党に対する反感をそのまま受けてしまうというわけだ。そういうわけで、日本未来の党は07年参院選や09年衆院選民主党有権者を釣ったような福祉国家的看板からは後退することは間違いあるまい。現に党内に過激な「小さな政府」志向の「減税日本」なんかを抱えているんだし。これで、第一極(これまでは民主党だったけど、選挙後は自民党だろうね)から第四極まで「サービスの大きな政府」志向の政党は一つもないことが確定したと私はみなしている。「みんなの党」は第五極的な位置づけなんだろうけど、この「みんなの党」と石原・橋下の「日本維新の怪」の2つが、特に極端な新自由主義志向の政党といえるだろうね。

日本未来の党」が自民党や日本維新の怪の票を食ってくれるのではないかと期待している記事もどこかで見たけど、「日本未来の党」が自民党の票を食うはずがない。もっとも大きく「日本未来の党」に票を食われるのは、誰が考えたって民主党でしょう。それも、民主党に失望して維新に流れかかった票が、橋下と石原の野合で、これにも失望しかかって一部が民主党に回帰しかかった部分が未来に流れる。だから、回り回って維新の票も食われる。私は、第一極から第五極(みんなの党)までの5つの極(なんとかペンタゴンといいたくなるね)の中で、もっとも悪質なのは「日本維新の怪」だと思っているから、その維新の票を食う点にのみ、今回の「日本未来の党」の存在意義を認めている。「きまぐれな日々」に「広範な支持を得る社民主義的な政党が出現するかと期待したけど、『ムダの削減』という文言に期待を裏切られた」という趣旨のコメントもあったけど、「未来」は最初から旧「減税日本」を抱えているし、小沢一郎減税日本を後押ししていたという現実があるから、私ははなから全く期待していなかったよ、その点には。

あと今朝の朝日新聞で笑ったのは、原口一博川内博史民主党に残るらしいってこと。原口は、解散は来春と見てのんびり新党結成工作に動いていたところ、急な解散でそれを断念したらしい。川内博史坂本龍一を巻き込んだ新党結成工作をしていたが、原口と同様に断念。こんな奴こそ比例復活も許さない惨敗を喫して欲しいものだ。あと、みどりの風から未来に移った初鹿明博という人が、自らの属する政党を「みんなの(党)……」と言い間違えそうになったという記事にも失笑を禁じ得なかった。

結局、すったもんだをした末、何も出てこなかったというのが現在の感想。

そうそう、大事なことを書き忘れるところだった。朝日1面に維新の怪が選挙公約に「自主憲法制定」を制定するなどと出ていたけれども、これで自民と維新の怪が歩調を揃えたことになる。来年の参議院選挙は、安倍晋三が6年前にもくろんで果たせなかった「改憲の是非を問う選挙」になりかねないね。その時には、民主党日本未来の党も全くあてにならないだろうと私は思っているけどね。