kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

権力亡者の飯田哲也、自らの中国比例ブロック名簿順位を引き上げ、森裕子に痛烈に批判される

これはひどい

http://www.asahi.com/politics/update/1204/TKY201212040738.html

未来、比例区届け出で混乱 締め切り直前、駆け込み提出


 日本未来の党が4日、届け出締め切りの午後5時直前に中央選挙管理会に比例名簿を提出し、比例区の候補者数の確定が同日夜まで遅れる事態となった。比例名簿の順位をめぐって党内調整が難航したためだ。

 未来は同日午前には比例名簿を提出せず、午後になって順次提出した。いくつかの名簿は受け付け終了を知らせる放送中に提出した。中央選管での審査に時間がかかり、全11ブロックの名簿が受理されたのは4日の午後10時半だった。

 嘉田由紀子代表は4日夜、記者団に「たった1週間前に生まれた政党。時間がかかってしまい、大変申し訳なく思っている」と釈明。森ゆうこ副代表は「代表に了承いただき、作業を進めたが、飯田哲也代表代行から方針転換の話がありストップした。(名簿順位で)すべてのブロックを変更することになった」と語った。

 総務省の米田耕一郎選挙部長は未来を念頭に「ある政党は受付時間ギリギリに来られ、事前審査も受けていなかった。通常の審査を行ったが時間がかかった。私どもは法に従って受け付け事務を行った」と記者団に語った。

朝日新聞デジタル 2012年12月5日3時11分)


朝日新聞本紙の記事(12月5日付2面掲載)には、『「急造」未来 ドタバタ』という大きな見出しの記事が出ている。黒字に白抜きの副見出しには「飯田代行が電話『順番変える』」、「はや亀裂『異文化交流難しい』」とある。

記事を読むと、旧「国民の生活が第一」が作成した比例名簿ができあがっていたのを、飯田哲也がひっくり返したらしい。当初の案では、中国ブロック比例名簿の飯田哲也の登載順位が3位だったのを、3人の比例区候補全員を1位にした。おそらく、「三顧の礼で迎えられた」と思い込んでいた飯田は、比例区順位が3位と知って、「話が違う」と激怒したものに違いない。

さらに記事を読むと、飯田哲也を1位にしたことと整合をとるためか、「他ブロックでも重複立候補者を1位にそろえることになり、作業が大幅に遅れた」(朝日新聞記事より)という。

比例単独候補の一人は当初案で1位だったがブロックで最下位になり、「飯田氏は選挙の素人だ」と反発。同じく順位が変わった別の候補者は「政党としての体をなしていない。前代未聞だ」と嘆いた。
朝日新聞 2012年12月5日付2面掲載記事より)

という。当初案で1位だったという比例単独候補が誰だかはわからないが、熊谷貞俊福田衣里子の比例順位が、当選など絶対に考えられない下位に落とされたのは、小沢一郎ではなく飯田哲也のせいだったのかもしれない。森裕子は、そんな飯田哲也を激しく非難したとのことだ。私は森裕子など全く買わないが、この件に関しては森が激怒したのも当然だと思う。

それにしても、「俺が比例名簿最下位なんて許せない」(日本未来の党の中国ブロック比例名簿には3人しか登載されていない)と怒った飯田哲也も、「脱原発がウリの飯田なんか、選挙で票を得るための大道具、小道具の一つ」としか考えていなかったに違いない小沢一郎も、ともに「権力亡者」の権化としか思えない。まるで橋下徹石原慎太郎のスケールを小さくしたような確執劇だ。「政党としての体をなしていない。前代未聞だ」という「日本未来の党」の比例候補が自党に向けた言葉は、そっくり「日本維新の怪」にも当てはまる。

いま私は、「日本維新の怪」とタイプしようとして、うっかり「日本未来の怪」と打つところだった。それほど、両党の性格は酷似している。