kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

衆院選後「日本未来の党」はこんな政党になる!

一昨日(12/7)の朝日新聞に載った衆院選の情勢調査がそのまま議席になるとしたら、日本未来の党は14議席で、内訳は小選挙区6、比例区8。

では、当選するのはどんな候補になるだろうか。


小選挙区で優勢ないし競り合いながら記事で最初に名前が出てくるのは、小沢一郎(岩手4)、亀井静香(広島6)、玉城デニー(沖縄3)、達増陽子(岩手1)、牧義夫(愛知4)、鈴木克昌(愛知14)。

比例区では、東北1、北関東1、南関東1、東京1、東海2、近畿2が有力。但し、東北は「議席の獲得を視野に入れつつある」、北関東は「1議席をうかがう」とされているから、これらを落とせば12議席になる。

未来は、北海道、近畿、北陸信越、中国、四国、九州に力を入れていない。地方軽視だし、近畿に力を入れていないのは明らかに「日本維新の怪」との競合を避ける、当初の小沢一郎の意図が反映されている。小沢の「オリーブの木」の当初の構想では、近畿を受け持つのは「日本維新の怪」だったのである。


以下、東北と北関東の1議席確保を前提として、誰が当選しそうかを見てみる。


東北は、どう見ても佐藤奈保美(岩手3)だろう。佐藤については、以前こんな記事を書いた。

仮に間違って、もとい悪運強く、もとい運良く佐藤が小選挙区黄川田徹を破った場合、比例区には小沢一郎の元政策秘書横山北斗(青森1)が滑り込むのだろうけれど、横山とはこんな人。


北関東は小泉俊明(茨城3)か小宮山泰子(埼玉7)。山岡賢次(栃木4)は届きそうにもない。小泉俊明タカ派で、民主党を離党して減税日本に逝った人間。小宮山泰子も、自民党衆院議員の故小宮山重四郎を父に持つタカ派小宮山重四郎は1994年に57歳で死去したが、田中派から竹下派に加わった小沢一郎の仲間だった。


南関東は選挙区で勝負になっているのが元社民党阿部知子(神奈川12)ただ1人であり、かつ阿部の小選挙区当選はかなり難しそうだから、阿部知子で決まりだろう。ここで初めて「護憲派」の左派の名前が出てきた。


東京は、青木愛(東京12)、木内孝胤(東京9)、オスプレイ東祥三(東京15)のいずれか。この中にリベラルは1人もいない。青木は誰もが知る小沢人脈の元芸能人。木内と東については下記の記事を参照。


東海。極右の牧義夫と小沢側近の鈴木克昌が選挙区で勝ってしまえば、比例区で当選するのは佐藤夕子(愛知1)と思われるが、2人目が皆目見当もつかない。まさかの小林興起(愛知13区)だけは勘弁してもらいたいものだが。牧義夫については過去に下記の記事を書いた。

佐藤夕子河村たかしの元秘書にして、減税日本最初の国会議員だった。だから当然過激な新自由主義系に属する。

小林興起については下記の2本をあげておく。


最後に近畿。こちらも皆目見当もつかない。比例区で2人当選と見られているのは、定数が29と多いからだ。当選圏が遠くにでも見えそうな戦いをしている候補は1人もいないから、こんなことなら熊谷貞俊を1位、福田衣里子を2位にしておいた方がよっぽど良かったのではないか。


それにしても、すさまじい「リベラル政党」もあったものだ(呆)