kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

参院山口補選は江島潔がダブルスコア以上で圧勝する見込み

今朝(4/22)の朝日新聞参院山口補選の情勢記事が出ていて、「自民・江島氏が優勢」との見出しがついている。江島潔が圧倒的に優勢であることは当然であって驚いたり落胆したりするには当たらないが、記事からある程度の票読みが可能だ。

江島潔は、自民支持層の9割を固めたとある。公明の支持層にも広く浸透とあるが、何割くらいを固めたかはわからない。しかし、3月の朝日新聞調査で自民党の支持率が44%を記録しているから(公明は3%)、自民支持層だけでおよそ40%の得票が見込めることになる。しかも、山口県では自民党の支持率は他の都道府県よりももっと高いはずだ。江島はさらに無党派層の4割から支持を得ているとのことだから、無党派層が40%と仮定すると自民と無党派層だけで過半数になる。さらに維新の怪やみんなの党の支持層の得票も見込めるから「ぐう圧勝」になってしまうのだ。

平岡秀夫は民主支持層の大半をまとめたとあるが、3月の民主党の支持率は6%に過ぎず、山口県ではさらに低いと思われる。ただ、無党派層の支持は5割近くあり(特に衆院の山口2区にあたる地域で強いそうだ)、江島潔を上回る。つまり、一時期の自民党民主党の支持率が拮抗していた頃であったら平岡秀夫にも勝機があったと思われる。これは、平岡秀夫が(今回は無所属だが)民主党の中でも強い候補であることの他、江島潔が現在ほど自民党への追い風が強い時でもなければ立候補できたかどうかも疑わしい劣悪きわまりない候補であるせいもあろう。しかし、政党支持率が全国平均でも自民44%、民主6%であることから、江島潔の圧勝は動かない。共産党支持層はもちろん藤井直子に入れるし、社民やみどりの風の支持層の多くは平岡秀夫に入れるだろうけれども票数は微々たるものだ。生活の党の支持者が誰に入れるかは全く不明だが、一部は平岡秀夫に入れ、一部は棄権し、一部は小沢一郎の政敵だった菅直人に近い平岡秀夫を倒すために江島潔に入れるかもしれない(笑)。もっとも、社民党よりも支持率の低い泡沫政党である生活の党の支持者の投票が選挙の帰趨を左右する可能性は全くない。

以上から、参院選山口補選は、江島潔が平岡秀夫の倍以上、下手をすると3倍以上の得票を得て圧勝するものと思われる。