kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

かつて辛坊治郎にバッシングされた今井紀明氏「どんな人であろうと助けられるべき」。辛坊をバッシングする自民党議員との落差に目が眩む

3日前の記事だがメモしておく。かつてのイラク人質事件の被害者で、「自己責任論」を振りかざす辛坊治郎にバッシングされた今井紀明氏が、辛坊らの遭難救助事件について語ったコメント。著者は矢萩邦彦氏。


辛坊治郎さん遭難で、イラク人質事件の今井紀明氏がコメント(矢萩邦彦) - 個人 - Yahoo!ニュース

(前略)

◆かつての自己責任論について

もう一つ今回議論となっているのが、辛坊氏がかつてイラク日本人人質事件被害者に対して「自己責任」論を展開していたという事実です。

イラク人質事件の被害者としてバッシングされた当の今井紀明氏にお話しを伺いました。事件後は道を歩いているだけで突然殴られることもあったという今井さんは、「悩みましたが、これは言いたいことなので言います。僕は国民であれば誰であろうとどんな人であろうと助けられるべきだと思う。彼が当時批判していたことなど関係ない」といいます。「これ以上の発言は今の立場ではできませんが、僕が言うことにも意味があると考えましたし、とりあえず意思表示だけしておこうと思いました。」と語る今井さんは、現在NPO法人の共同代表として、不登校やひきこもり、いじめの経験者が多いとされる通信制高校でキャリア教育プログラムを実践しています。当時自己責任を問われて「わからない」と答えた今井さん。彼だからこそ感じることが出来た絶望と希望があったはずです。その葛藤と経験をバネに社会に目を向け、新たな道を開拓する姿は若者の共感も集めているようです。

(後略)

(矢萩邦彦 「辛坊治郎さん遭難で、イラク人質事件の今井紀明氏がコメント」 2013年6月29日 15時2分)


自民党のセンセイたちとの落差に目が眩む。以前にも取り上げた時事通信の記事を再掲しておく。


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013062500667&g=pol

辛坊さんに批判相次ぐ=自民部会


 太平洋横断中に遭難したニュースキャスターの辛坊治郎さんら2人が海上自衛隊に救助されたことに関し、25日の自民党国防部会で、辛坊さんの行動を批判する意見が相次いだ。中山泰秀部会長は「東日本大震災(の津波)で流し出された人を救出するなら納税者も納得すると思うが、本当に深謀遠慮に足りる計画があったのか」と無謀さを指摘。辛坊さんを部会に呼んで事情を聴くことも検討する考えを示した。
 部会に出席した防衛省の黒江哲郎運用企画局長は、救出費用を当事者に請求しない根拠を問われ、「災害派遣自衛隊の任務であり、任務遂行のために認められた予算の範囲内で対応した」と説明した。

時事通信 2013/06/25-15:42)