kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

id:greenstoneをdisりつつ、選挙制度について

id:greenstoneという、自分の言葉で物を語れない人間がまた何やらゴチャゴチャ言っている*1。この人間は、いつぞや『きまぐれな日々』で私に、「自分の言葉で書け」と要求してきたので、その後この人間自身の書くコメントを注視していたのだが、この人間のコメントに「自分の言葉で書いた」文章など全く見出せなかった。だから、『きまぐれな日々』で、一度「まず自分の言葉で書いてください。話はそれからです」とだけ返答して、その後は黙殺を続けてきた。だが、昨日改めて反論を求めてきたので、応答することにした。

greenstone 2013/07/16 22:43
相変わらずの議員定数不均衡を悪化させる発言。
隠れ自民にして、反民主主義者。
利権擁護をして弱者たたきを続けようとしているのでしょう。
あなたから反論がぜひ欲しいところですが、合理的な思考が困難で、「ルサンチマン」に生きる人には難しいよね。がんばれ!!


この人間があげつらったのは、記事の

東京は定数4で良いんじゃないかという気がしないでもないけど。

という部分であることは間違いないが、これは東京選挙区の最後の1議席原発容認派の鈴木寛(民主)と脱原発は良いもののトンデモに弱そうな山本太郎(無所属)が争い、そのすぐ下に維新の怪とみんなの党の候補がいるとの情勢報道を皮肉った冗談である。これを「一票の格差」を拡大する発言だとして因縁をつけてきたものだ。「隠れ自民にして、反民主主義者」というのは、4年前に「小沢信者」がやっていたのと寸分違わないレッテル貼りだし、「『ルサンチマン』に生きる人」というのは、それこそ自民党を支持する新自由主義者が発する典型的な悪口雑言だ。

この人間は、無礼にも憶測に基づいて勝手に私のプロファイリングをやってくれているから、私も報復として同様に憶測に基づくこの人間のプロファイリングを少しやっておく。かつてこの人間は「ビジネスをやっている人間」と自称していたから、大企業の経営陣にいるか、または中小企業の経営者のいずれかであろう。おそらくは後者と思われるが、円安のメリットを享受できる業種であることは間違いない。そしてさらに、従業員の賃金を上げれば経営が立ちゆかなくなる「ブラック企業」か、もしくはそれに近い企業の人間ではないかと推測される。

せっかくだから少し人の悪口以外のことも書いておこう。仮に人口の多い都道府県の参院選挙区の定数をさらに増やしたり、鳥取と島根の選挙区を統合して定数1にしたりしたところで、それが本当に「一票の格差」の是正といえるのかという話だ。

中国・四国地方に住んでいた時代の3回の参院選のうち、最初の1回(2001年、岡山選挙区。当選者は片山虎之助)は、自民党候補の圧勝が予想されていたので、選挙区は支持できる候補者に投票したが、死に票となった。2004年と2007年の参院選(香川選挙区)では、2度とも自民党候補を落とすために選挙区は植松恵美子(民主)に投票し、最初は落選したが2007年には当選した(但し、今にして思えば2007年は植松と比較すればまだ自民党真鍋賢二の方がずっとマシだった)。

つまり、自民、民主、公明、共産、維新の怪その他の候補のうち支持したい候補に投票するという投票行動を、地方ではとれないのだ。となると、参院選の1人区や2人区の多くと5人区(東京)で、果たして「一票の重み」は同じであるといえるのか。地方で自民党民主党も支持しない有権者は、比例区での票が議席数に反映される可能性があるとはいえ、選挙区では常に「死に票」を投じることしかできない。

確かに参議院においても選挙区の定数が人口に比例していなければ「違憲」になるとの学説もあるが、一方で小選挙区制度自体が「違憲」であるとする訴訟も行われている。二院制をとっているのに衆議院参議院が同じ選挙制度で良いのかという議論も現実にある。私が参議院選挙区は都道府県一律の定数4(改選毎の定数2)にすべきと主張しているのは、上記を踏まえている。人口比例の選挙は、衆議院比例代表制で担保すれば良いのである。この点で、以前当ダイアリーで紹介した「みんなの党」が提唱している選挙制度は、議員定数の削減を除いてよくできていると思う。

なお私は、「みんなの党」や「日本維新の怪」が提唱する一院制には断固として反対である。改憲を必要とする一院制に賛成したことなど一度もない。id:greenstoneは、いつぞや私が一院制に賛成しているかのような誤解を与えるコメントもしてきたことがあるが、ためにするデマである。

かつてはもっとまともな人間であると考えていたid:greenstoneは、トンデモな人間だった。とんだ眼鏡違いであった。