kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

田原総一朗らを批判する田中龍作の噴飯ブログ記事を嗤う

昨日(11日)、田原総一朗ら有名テレビキャスターの連中が、秘密保護法案に反対の声明を出したという。テレビで岸井成格が予告していたから知っていたが、その岸井も加わっている。

http://www.asahi.com/articles/TKY201311110316.html

TVキャスターら秘密保護法案に反対声明

 国会審議中の特定秘密保護法案について、テレビ番組に出演しているキャスターやジャーナリスト8人が11日、東京都内で記者会見し、反対声明を発表した。田原総一朗さんは「内閣が承認したら(特定秘密を)永遠に公開しないなんて、ばかばかしい法律があってはいけない」と訴えた。

 法案について、声明は「取材・報道の自由は著しく制限され、国民の知る権利が大きく侵害されかねない」と指摘。会見で、鳥越俊太郎さんは「何が秘密かわからないからメディアが自己規制し、国民に応える報道ができなくなることを恐れている」と指摘。大谷昭宏さんは「国会議員は自分たちの権限が大幅に官僚にそがれることに気付いているのか」と述べた。

 会見には、岸井成格さん、田勢康弘さん、金平茂紀さん、川村晃司さん、青木理さんも出席し、法案の問題点を指摘した。会見には出なかったが、キャスターの赤江珠緒さんと作家の吉永みち子さんも呼びかけ人に名を連ねた。

朝日新聞デジタル 2013年11月11日20時05分)


この中には、田原総一朗を筆頭に、これまで安倍晋三を甘やかしてきた人間が少なくない。岸井成格もその一人である。岸井は、今でこそ安倍晋三に批判的だが、2006〜07年の第1次安倍内閣時代には露骨に安倍晋三をかばい立てしていた。おそらく、岸井が安倍晋三の父・安倍晋太郎の「手記」を代筆するほど安倍晋太郎と昵懇だったことから、その倅である安倍晋三に期待をかけたものと見られるが、安倍晋三がいっこうに政治家として成長しないどころか、持ち前の右翼趣味をさらに露骨に出すようになって嫌気が差したもののようだ。

今回の「声明」はタイミングも遅い。だから「今更何を」という感想だが、これを批判した田中龍作のブログ記事は、「お前が言うな」感満載だった。

田中龍作ジャーナル | 遅きに失した TVキャスターたちの「秘密保護法反対」

遅きに失した TVキャスターたちの「秘密保護法反対」
2013年11月11日 17:39


 お茶の間でもおなじみのTVキャスターたちが「特定秘密保護法案」に反対する記者会見をきょう都内で開いた。B層に世論形成力を持つTVキャスターたちだが、今となっては遅すぎではないだろうか。

 記者会見を開いたのは鳥越俊太郎テレビ朝日系に出演)、田勢康弘テレビ東京系に出演)、金平茂紀(TBS)、田原総一朗テレビ朝日系)、岸井成格(TBS系に出演)、川村晃司テレビ朝日)、大谷昭宏テレビ朝日系に出演)、青木理テレビ朝日系に出演)の8氏。これに2氏を加えた10氏が「秘密保護法案反対」を呼びかけた。

 呼びかけ人に加わりたいのだが、局の事情で加わることができないキャスターも相当数いるそうだ。

 記者会見には、日本テレビ(系出演者を含む)、フジテレビ(系出演者を含む)、NHKのキャスターは顔を見せなかった。「なるほど」の不参加だ。

 テレビがバッシングする山本太郎議員は9月頃から「秘密保護法」の危険性を訴えて全国行脚していた。時代に敏感であらねばならないTVキャスターたちが同法に「反対」の声をあげたのは山本議員に遅れること2ヵ月だ。それも審議入りしてから。何とも締まらない話だ。フンドシのヒモが締まらないのは笑って済まされるが、秘密保護法への対応の遅れはシャレにもならない。

 「テレビ局がこの期に及んで」の反発もある。新聞社、テレビ局の幹部はこぞって安倍晋三首相と会食している。国民の多くは「マスコミと安倍政権が何か取引をしているのではないか?」と疑っているはずだ。

 そんなテレビ局の顔である彼らが、安倍政権が最重要法案と意気込む「秘密保護法」に異を唱えても、「ホントに反対しているんだろうか?」と眉にツバをつけたくなる。

 筆者は以上をかいつまんで次のように質問した。「遅きに失したのではないか?」「メディア自身が襟を正すべきではないか?」と。8氏皆に回答を求めたのだが、彼らの口は重かった。特に安倍首相との会食については。

 岸井氏は「こんなズサンな法律が通るはずはないと思っていた」と出遅れの理由を説明した。

 「(秘密保護法を)使わせないようにすることが大事」と口元を引き締めるのは大谷氏だ。

 「メディア不信を利用して(安倍政権は秘密保護法案を)仕掛けてきている。“アンタたち(マスコミ)が悪い”などと言ってる場合じゃない」。自らもTBS幹部の金平氏は開き直った。

 対照的なのは田勢氏だった。「政権とメディアの距離感がおかしくなっている。NYタイムズは“大統領の(単独)インタビューなんてそんな下品なものできるか!”という気風がある。こんな文化を日本も作らなくてはならない」。

 消費税などでは政権の尻馬に乗りながら、自分たちの手足がしばられる危険性がある時だけ反対の声をあげる。マスコミの身勝手な姿がここにあった。


その「秘密保護法案」反対に向けて世論を盛り上げるべき大事な時期に、「天皇お手紙事件」などをやらかして国民の目を法案からそらさせたのが山本太郎だった。しかも、本来鼻で笑っておしまいにすべきこの件を、「平成の田中正造」とかなんとかいって持ち上げたのがこの田中龍作であり、日本国憲法の「主権在民国民主権)」にもとる山本太郎や田中龍作の愚行が、右翼による山本太郎バッシングの火に油を注いだのだった。「秘密保護法案反対」に水を差したのは、山本や田中にほかならなかった。


http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20131110(2013年11月10日)に、山本太郎信者(おそらくは「小沢信者」を兼ねる)のこんなTwitterが紹介されていた。

そとんさん。
@thoton

手当てが倍増しました。 @_kiyora_ 改善されたんですか? RT いや。山本は田中を超えた。直訴で天皇を動かし、福島の労働者の待遇を改善した @baelzebub 田中正造の足元にも及びません。田中氏は死の覚悟をして臨みました。山本太郎は目立ちたかっただけ。責任感も何も無し

2013年11月9日 - 19:00


この「そとんさん。」とやらが言う「山本は田中を超えた。」の「田中」とは、角栄でも将大でも、ましてや正造でもなく、「龍作」であろう。それなら意味が通る。