一昨日」（14日）の話だが、日本国憲法の「国民主権（主権在民）」をないがしろにした山本太郎の愚行に対して、鴻池祥肇なるゴロツキ（ヤクザの孫にして「任侠」を信条に掲げる極右議員）が山本の「切腹」を教唆するという、山本の1億倍も1兆倍も悪質な発言をしたことが報じられた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131114/crm13111417510013-n1.htm
自民党の鴻池祥肇元防災担当相は１４日の麻生派会合で、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した山本太郎参院議員宛てにナイフが入った封筒が届いた事件に関し「切腹用の刀が送られたそうだ」と述べた。不穏当な発言との批判が出そうだ。
「犯人は私ではない。私は近くに寄って、すぱっといくから。間接的な殺人はしない」とも述べた。
鴻池氏は７日の派閥会合でも、山本氏について「天誅を加えなきゃいかん」と非難していた。
（MSN産経ニュース 2013.11.14 17:50）
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/11/14/kiji/K20131114007010920.html
自民党の鴻池祥肇元防災担当相は１４日の麻生派会合で、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した山本太郎参院議員宛てにナイフが入った封筒が届いた事件に関し「切腹用の刀が送られたそうだ」と述べた。不穏当な発言との批判が出そうだ。
「犯人は私ではない。私は近くに寄って、すぱっといくから。間接的な殺人はしない」とも述べた。
鴻池氏は７日の派閥会合でも、山本氏について「天誅（てんちゅう）を加えなきゃいかん」と非難していた。
（スポーツニッポン 2013年11月14日 17:02）
この件を報じたのは、私が知る限り、産経新聞とスポーツニッポンの2紙だけだが、なぜか両紙の記事は文章が同じ。違うのは、スポニチの記事が「天誅」の読みを括弧付きで記している部分だけだ。
産経の記事について、
「天誅」宣言？ - Living, Loving, Thinking, Again（2013年11月15日）より
まあ「果物ナイフのような刃物」では「切腹」は難しいと思うけど。それにしても、産経記者の「不穏当な発言との批判が出そうだ」という文は何が言いたいの？ というか、「天誅を加えなきゃいかん」発言の方が問題だろう。「天誅」というのはかつての新左翼用語の「せん滅」やオウム真理教用語の「ポア」ときわめて意味が近いということは言っておかなければならない。
また、スポニチの記事について、
はてなブックマーク - 山本太郎氏に「切腹用の刀」 元防災相「間接的な殺人しない」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
id:ookamu 政治 内容自体も救いようがないけど、スポーツ紙の癖して異様に腰の引けた「批判が出そうだ」というのも大概に救いがたい 2013/11/14
しかし、記事を書いたのは産経の記者でもスポニチの記者でもなさそうだ。おそらく共同通信か時事通信の配信だろうと思うが、ちょっとネット検索をかけた限りではわからなかった。
「××との批判が出そうだ」という表現は私も大嫌いで、時折このウェブ日記でも批判しているけれども、私の印象では、この表現を特に偏愛するのは朝日新聞、毎日新聞と共同通信の3社である。もちろん読売新聞や時事通信などの保守系メディアもよく使うし、産経やスポーツ紙も使うのかもしれないが。そんなわけで、この記事を書いたのはたぶん共同通信の記者だろうと推測している。
記事の配信元を明記しなかった産経、スポニチ両社に対して、報道機関の倫理にもとるとの批判が出そうだ（笑）
