kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小泉純一郎や山本太郎の擁護論に人々がかまけているうちに、秘密保護法案が今週衆院を通過か

昨日(11/17)のTBS『サンデーモーニング』の最後に岸井成格が発した言葉を取り上げた短い記事、
ふざけるな小泉! 「原発は安全だと信じ込まされた」と今頃言い訳(呆) - kojitakenの日記
に思わぬ多くの反響があってびっくりしたが、最近、小泉純一郎の「脱原発」の主張を持ち上げる連中が多くて困る。

連中の小泉評価の弁で特に呆れたのは、「最終処分場という、原発推進派最大の泣き所を突いた小泉さんはさすがだ。脱(反)原発派が被曝のことしか言わないのとは大違い」とかいうものだった。

「被曝のことしか言わない」というと、直ちに山本太郎の顔が思い浮かぶが、これは東日本大震災の時に起きた東電原発事故でにわかに「脱原発」に目覚めた連中の特徴である。それ以前からの脱原発派は、被曝労働と並んで、放射性廃棄物の問題を重視してきた。小泉が偉いのではなく、東電原発事故以降の「にわか『脱原発派』」が愚かすぎるだけの話である。

小泉が持ち上げられる風潮が未だに続き、少なからぬ「リベラル・左派」の連中がそれに迎合するようでは、日本の前途は真っ暗だ。

そうこうしているうちに、今週中にも「特定秘密保護法案」が衆議院を通過する見通しらしい。2006年の教育基本法改正の時も安倍晋三は強行突破したが、あの時にはまだ成立直前に反対論がそれなりに高まった。今回はそれすらなく、山本太郎だの小泉純一郎だのの擁護論ばかり聞かされているうちに、無抵抗のまま法案成立になるのか。

なんたること。