kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

安倍晋三を追い込まなければ日本国民が追い込まれる。正念場の2014年

実質的に新春最初の記事。元旦付の挨拶の記事は、昨年12月30日に書いて元旦午前7時に予約公開した「きまぐれな日々」の挨拶のエントリにリンクを張っただけのものだった。

昨年の1月4日のエントリを見ると、安倍晋三小沢一郎を批判する記事を1本ずつ書いていた。今年はもう小沢一郎は良いだろう。昨年1月4日付の安倍晋三に関する記事は下記。


米ニューヨーク・タイムズ、社説で安倍晋三を厳しく批判 - kojitakenの日記(2013年1月4日)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013010400062&g=pol

歴史否定の「重大な過ち」=安倍首相を批判−米紙社説


 【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズは3日、安倍晋三首相が12月31日付産経新聞に掲載されたインタビューで、従軍慰安婦問題を含む過去の侵略に対する日本政府の謝罪を見直す考えを示唆したとして、首相を厳しく批判する社説を掲げた。
 「日本の歴史を否定する新たな試み」と題する社説は、首相が1995年の村山富市首相談話に代わる新たな談話を出す意向を示したことや、慰安婦の強制連行を直接示す資料は見つかっていないと述べたことをとらえ、「韓国との緊張を激化させ、協力を一層困難にさせるという重大な過ちで政権をスタートさせたいらしい」と指摘した。
 また「安倍氏はかねて戦争の歴史を書き換える願望を隠していない。戦争犯罪の否定は韓国、中国、フィリピンを激怒させるだろう」と批判し、こうした安倍氏の「恥ずべき衝動」は北朝鮮の核開発などの問題について地域の協力を脅かす恐れがあると懸念を示した。

時事通信 2013/01/04-06:11)

(中略)

晦日の産経に載った安倍晋三のインタビューは知らなかった。安倍が厳しく批判されるのはまあ当然だろう。


今年の産経はというと、安倍晋三秋元康の対談記事を載せているようだ。ASEAN首脳をAKB48でもてなした安倍晋三の「国辱的」な振る舞いが思い出される。秋元康には安倍晋三の提灯持ちがよく似合う。

昨年末の靖国参拝によって、安倍晋三は後戻りできない一歩を印した。毎日新聞主筆岸井成格は、昨年末のテレビ番組で、安倍晋三が再び(政治的に)倒れる可能性を示唆するとともに、番組放送時点での「来年」、つまり今年は日本国民が大きな選択を迫られる年だと言った。安倍晋三の「戦後レジームからの脱却」を是として戦前に回帰するか否かの選択を意味することは明白だ。

とはいっても、最初の3か月は安倍晋三に有利な要素の方が多い。2月に東京都知事選があるが、第1次安倍政権時代の2007年4月上旬にも都知事選があり、これに石原慎太郎が圧勝すると、前年9月の内閣発足直後をピークに下がる一方だった安倍内閣支持率が持ち直し、そのまま5月下旬まで支持率が高止まりしていた。その支持率が再び、そして一気に下落したのは、「消えた年金」問題の表面化によってであった。

今年の4月には消費税率引き上げがある。2月、3月は都知事選の余韻とともに消費税率引き上げ直前の駆け込み需要によって、見かけ上景気回復が進んでいるかのように見えるはずだ。しかし、年の後半には景気の腰折れが明確になろう。

7年前と違って、今年は参院選も、おそらく衆院選もない。だが三大都市を除く地方選や内閣の支持率低下によって安倍晋三を追い込むことは不可能ではない。

安倍晋三を追い込まなければ、日本国民が追い込まれてしまう。正念場の年である。