kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

公明支持者、反発・戸惑い 集団的自衛権(朝日)

朝日新聞(6/26)4面掲載記事より。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11209789.html

公明支持者、反発・戸惑い 集団的自衛権

 集団的自衛権の行使容認をめぐる自公の大筋合意。「平和の党」を掲げてきた公明党支持者や地方組織は、どう受け止めているのか。

 「おそれ」の文言は「明白な危険」に変更へ――。公明新聞や一般紙を読みながら宮崎市に住む60代の女性は「難しすぎておばちゃんには分からん」とため息をついた。公明党の支持母体であ…

朝日新聞デジタル 2014年6月26日05時00分)

「なんとかデジタル」の未登録者*1には肝心な部分が読めず、記者が「おばちゃん」をバカにしている部分だけが読めるという仕掛けだが、肝心な(と私が考える)部分を手打ちして紹介する。

(前略)ただ、多くの支持者たちは「大筋合意」に反発する。
 創価学会員でさいたま市の自営業男性(45)は「将来、自衛隊が際限なく紛争に巻き込まれる心配が大きい」と語る。東京都大田区の女性(66)も創価学会員。「最初は(自民党を)押し返してくれるかと思ったけれど……。自民党と連立を組み続ける必要があるのか」
 都内の党本部前では25日、市民らが集まり、「まだ間に合う」などと呼びかけた。埼玉県所沢市の派遣会社員西尾典晃さん(46)は「亡くなった母は『平和の党だから、弱い者の味方だから』と40年間支持していた。今の姿を知ったら、裏切られたと思うはずだ」。

朝日新聞 2014年6月26日付4面掲載記事より)

この記事を受けて、月曜日(23日)に公開した きまぐれな日々 日本国民の「心の弱さ」につけ入る安倍晋三政権の傲岸不遜 の下記の部分は書き換えなければならないかもしれない。

 当ブログでずっと公明党に対する懐疑の念を表明し続けている私としては「やっぱりな」「さもありなん」という感想しか出てこないのだが、不思議なのは公明党支持者から支持政党を批判する声がいっこうに聞かれないことだ。こう書くと「宗教政党だから」云々と言う人たちがいるかもしれないが、創価学会集団的自衛権行使容認に反対するコメントを出したことを考えると、公明党執行部は「宗教よりも世俗権力の維持が第一」と考えているとしか思われないのである。しかるに、そうした執行部を批判する声が表に出ないことは、公明党支持者の社会には「自浄作用」が欠けていることを示すものだ。

(『きまぐれな日々』2014年6月23日「日本国民の『心の弱さ』につけ入る安倍晋三政権の傲岸不遜」より)

上記記事の赤字ボールド部分は誤りで、実際には、公明党支持者からも自らが支持する政党に対する批判は少なからずあった。ただ、ネットで公明党支持者であることを公言して支持政党の執行部を批判する人はほとんどいないし、マスメディアも公明党支持者の声をほとんど報じてこなかったことは確かだ。たとえば朝日新聞にしても、自公が集団的自衛権行使容認を閣議決定することが確実な情勢になってから、社会面ではなく読む人の少ない4面に細々と紹介してお茶を濁すていたらくなのである。

なお、上記ブログ記事の下記の部分は、公明党支持者と対比した部分を除いて、修正する必要は認められない。

 この記事で非難したいのは、そんな小沢一郎の支持者のうち、右派の人たちではなく(というのは彼らにとっては昔からの小沢の主張が実現するのだから何の問題もなかろうから)、「リベラル・左派」に属する人たちの自己欺瞞である。小沢一郎の正体を直視することを避けたがる彼らの心情は、上記に書いた公明党支持者たちとそっくりなのである。

 おそらく公明党にせよ小沢一郎にせよ、それを支持する心の弱い人たちにとっては「頼れそうな強大な存在」であり、だからどんなに裏切られても縋りつくのだろうが、そうした人々の弱さを情け容赦なく突いているのが現在の安倍晋三政権であると私は認識している。

(同前)

あれほどウヨウヨいた有象無象の「小沢信者」たちは、「師」の責任を問うことなど全くせず、現在はただ沈黙を守る。

かくして小沢一郎の宿願を安倍晋三公明党がかなえる「その日」が来週にもくる。

*1:私は登録するつもりなどないから「非登録者」だが。