kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小保方晴子「出勤」の日、高橋政代氏が理研を内部批判

http://mainichi.jp/select/news/20140702k0000e040244000c.html

STAP細胞:理研高橋政代氏「iPS臨床研究中止も」

 ツイッターに投稿、理研対応に不信感あらわに

 STAP細胞の論文不正問題で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーは2日、同センターで進める人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用した世界初の臨床研究について、ツイッターに「まだ始まっていない患者さんの治療は中止も含め検討する」と投稿した。STAP細胞問題への理研の対応に不信感をあらわにし、「患者さんも現場もとても落ち着ける環境でない」としている。

 高橋氏は1日から、ツイッターに「理研の倫理観にもう耐えられない」「リスク管理としてこのような危険な状況では責任が持てない」などと立て続けに投稿している。

 高橋氏を中心に進める臨床研究は、目の難病「加齢黄斑変性」を治療するため患者の細胞からiPS細胞を作製し、網膜の細胞に変化させて目に移植する計画。昨年夏に始まり、今夏にも移植手術をする見通し。世界で初のiPS細胞による臨床研究として注目を集めている。【斎藤広子】

毎日新聞 2014年07月02日 11時40分(最終更新 07月02日 21時04分)

この件に関して理研はコメントを発表した。

高橋政代プロジェクトリーダーコメント | 理化学研究所

2014年7月2日

独立行政法人理化学研究所
高橋政代プロジェクトリーダーコメント


高橋政代プロジェクトリーダーの個人のツイッター上での発言について、多数お問合せを頂いております。これを受け、高橋リーダーから以下のコメントがありましたのでお知らせ致します。

お騒がせして申しわけありません。
現在移植手術に向け細胞培養を行っている患者さんの臨床研究については順調に推移しており予定通り遂行します。ネット上で「中止も含めて検討」と申し上げたのは、様々な状況を考えて新規の患者さんの組み入れには慎重にならざるを得ないというのが真意で、中止の方向で考えているということではありません。臨床研究そのものには何の問題もありませんし、一刻も早く治療法を作りたいという信念は変わっておりません。理研が一日も早く信頼を回復し、患者さんが安心して治療を受けられる環境が整うことを期待しています。

高橋政代

http://mainichi.jp/select/news/20140703k0000m040101000c.html

iPS細胞:理研の高橋氏、臨床中止否定「信頼回復を」

 STAP細胞の論文不正問題に絡み、ツイッターで「iPS細胞(人工多能性幹細胞)の臨床研究の中止も含めて検討する」と発言した理化学研究所高橋政代プロジェクトリーダーは2日、「さまざまな状況を考えて新規の患者の組み入れには慎重にならざるを得ないというのが真意。中止の方向で考えているということではない」とのコメントを発表した。

 高橋氏は、iPS細胞で目の難病を治療する世界初の臨床研究を進める。理研広報を通じて発表したコメントでは「お騒がせして申し訳ありません」としたうえで、「早く治療法を作りたいという信念は変わっていない。理研が信頼を回復し、患者さんが安心して治療を受けられる環境が整うことを期待している」と記している。

 高橋氏は、小保方晴子・研究ユニットリーダーの検証実験参加や懲戒処分の審査停止の発表を受け、「理研の倫理観にもう耐えられない」などとツイッターに投稿していた。【斎藤広子】

毎日新聞 2014年07月02日 23時27分(最終更新 07月03日 00時43分)

折しも昨日(7/2)、ワイドショーの注目を集めたのは、小保方晴子の「出勤」だったようだ。同じ日に報じられた「ネイチャー」の論文の正式撤回のニュースは完全にかすんでしまった。

私は小保方晴子笹井芳樹の懲戒免職は最低限必須で、その上で組織改編(解体)を含むさらなる処分が必要との意見。その小保方晴子の「出勤」がワイドショーで騒がれた日、理研の研究者が切れそうになった気持ちはわからなくもない。