kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

喜納昌吉応援に入れ揚げて真喜志好一氏に講演をドタキャンされた植草一秀に「鳩山由紀夫」の影

さて鳩山由紀夫植草一秀の話。

結局、喜納昌吉は本当に沖縄県知事選に出馬するらしいのだが、喜納氏を応援する声はほとんどない。そんな中、喜納氏応援の声を張り上げているのが植草一秀である。

植草は、沖縄入りまでして喜納昌吉の応援に声を張り上げている。10月7日には、NPO法人ピースメーカーズ・ネットワークというのが主催したシンポジウム「緊急提言『埋め立て承認撤回なくして 辺野古は守れない!』が行われた。以下、主催者のサイトより引用する。

ピースメーカーズ・ネットワーク: 緊急提言「埋め立て承認撤回なくして 辺野古は守れない!」 より

(前略)
10月7日(火)

緊急提言
「埋め立て承認撤回なくして
辺野古は守れない!」

シンポジウム:植草一秀(基調講演)・真喜志好一・喜納昌吉

開場:18:00
開演:18:30
終演:21:30
会場 那覇市 てんぶすホール
入場無料

主催:NPO法人ピースメーカーズ・ネットワーク

********************

11月に行われる沖縄県知事選をめぐり、
県内はもとより国内で現在広く議論になっている問題点である、
辺野古埋め立て承認の撤回・取り消しについて取り上げます。
植草一秀氏がブログで問題提起した、
辺野古の基地建設に反対するのであれば、
埋め立て承認の撤回を公約にしなければおかしいという点について、
議論を深めます。

基調講演をしていただく植草一秀さんは
辺野古に基地を造らせない!そのために何を為すべきか」の視点から、
核心は「辺野古海岸埋立申請承認撤回」にあると判断され、
ご自身のブログ「知られざる真実」 にて
発信してこられました。

その他のパネラーの方は
長く辺野古の問題に先頭に立ってかかわってきた、
建築家で市民運動家の真喜志好一さん、

承認の撤回・取り消しを掲げて知事選に立候補することを表明した、
楽家民主党県連代表の喜納昌吉さんを予定しております。

辺野古をめぐる状況には多くの問題点が含まれておりますが、
それらは沖縄のみならず、日本の未来をも左右するものです。
ぜひ会場へお運び頂き、議論の輪のなかへご参加ください。

********************

ご報告とお詫び

シンポジウムのパネラーのお一人に、
真喜志好一さんを予定しておりましたが、
ご辞退のお申し出がありました事をご報告します。
昨日(10月6日)ご本人とお話をし、
翻意をお願いしましたがご辞退の意志かたく、
残念ながらあきらめざるを得ない状況と判断致しました。

開催直前での混乱をお詫び致します。


植草一秀喜納昌吉は、真喜志好一氏に「ドタキャン」されてしまったのである。

真喜志氏の辞退の理由を伝えるブログから引用する。

「ClapHands!!」ばかシャチョ→♪KEN子の黄昏日記:「真喜志好一氏が10/7喜納昌吉氏のシンポを辞退した理由について」(2014年10月5日)より

(前略)
【はじめに】
10月7日に那覇市てんぶすホールで予定されている
喜納昌吉植草一秀、真喜志好一」によるシンポジウム
『埋め立て承認撤回なくして辺野古は守れない!』について、
真喜志好一氏が参加をとりやめたとの情報があり、
御本人に10月3日にメールで伺い、10月4日に以下の回答を得ました。

★1。まず、今回のシンポに参加する事になったのはいつでしたか?
その経緯を含めて教えて下さい。

○9月初めに喜納昌吉さんから「辺野古の埋立承認問題について意見交換をしたい」との電話があり、
公有水面埋立法の「環境条項」などをプリントして仲井眞知事の「承認」がどのように法に反しているかを話しました。
2、3日後に喜納さんから「この問題についてシンポジウムをしたい。パネラーの一人になりませんか」との誘いがあり、
良い機会だ、と参加を表明しました。

★2。そのシンポでは、どのような内容をお話される予定でしたか?

公有水面埋立法は、都道府県知事は、次の条件がクリアできなければ免許(国の事業では承認)を与えてはいけないと定めています。

  1. 国土利用上適正かつ合理的であること。
  2. その埋立が環境保全及び災害防止につき十分配慮されたものであること。
  3. 埋立地の用途が土地利用又は環境保全に関する国又は地方公共団体(港湾局を含む)の法律に基づく計画に違背しないこと 。

  …以下略

2012年3月27日、仲井眞知事は沖縄防衛局の環境アセス評価書に対し「当該評価書で示された環境保全措置等では、
事業実施区域周辺域の生活環境及び自然環境の保全を図ることは不可能と考える」と厳しく正しい意見を書いていました。

この知事意見から導かれる結論は、埋立は「不承認」です。
しかし仲井眞知事は「県外移設」との公約や自らの「知事意見」を踏みにじって「承認」してしまいました。
シンポジウムでは知事意見などを紹介しつつ「承認」した仲井眞知事は退陣ねがいたい、とスライドで示したいと考えていました。

★3。喜納昌吉氏が9月24日「埋め立て承認撤回」を掲げて沖縄県知事選への出馬表明されましたが、
出馬されることは事前にご存知でしたか?
また、出馬される事を知った時、どう思われましたか?

翁長雄志さんに「埋め立て承認撤回を明言するよう」喜納さんたちが要請することは知っていましたが、出馬の記者会見には驚きました。
それで喜納さんに「翁長さんをマキシは応援したいので、シンポジウムの参加はやめたい」と伝えたところ
「あなたの立場をシンポジウムで主張したらいいじゃないですか」という返事でシンポジウムには参加することにしていました。

★4。10月2日に真喜志さんはシンポ出演を辞退をされたと伺いましたが、辞退の理由は何ですか?
また、喜納昌吉氏サイドの反応などについて、差し支えない範囲で教えて下さい。

○10月2日、お昼前に友人からシンポジウムの記事がブログにアップされていることを知らせてきました。
主催団体の「NPO法人ピースメーカーズ・ネットワーク」が書いたと思われるシンポの案内記事で次のように紹介されていました。

………基調講演をしていただく植草一秀さんは
辺野古に基地を造らせない! そのために何を為すべきか」の視点から、
核心は「辺野古海岸埋立申請承認撤回」 にあると判断され、
ご自身のブログ「知られざる真実」
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/
にて発信してこられました。

その他のパネラーの方は、
長く辺野古の問題に先頭に立ってかかわってきた、建築家で市民運動家の真喜志好一さん、

承認の撤回・取り消しを掲げて知事選に立候補することを表明した、
楽家民主党県連代表の喜納昌吉さんを予定しております。………


この主催団体の案内は、喜納さんの立候補表明を支持している植草さんの発信を市民運動家のマキシが同意している構図になっています。
これでは私の今後の活動がやりにくくなるので、喜納さんにお昼に電話で辞退を申し入れました。
喜納さんは「自由に発言したらいいじゃないですか」と辞退を思いとどまるように言いましたが、固辞した次第です。
振り返ってみると、喜納さんが出馬記者会見した時点で、
シンポジウムの意義、方向性が当初と異なることになるので不参加を告げるべきだったと思います。

以上、10月4日、真喜志 好一


ここからが鳩山由紀夫の話だが、喜納昌吉民主党衆院議員だった時代に鳩山由紀夫の系列議員であったことは紛れもない事実だ。喜納の怪しげな立ち居振る舞い、つまり、鳩山由紀夫が代表を務めていた時代に、ほかならぬ鳩山自身が「辺野古現行案回帰」を決定しておきながら、翁長氏が「裏切るかも知れない」と喧伝して、翁長氏への票を引き剥がそうとする妄動も、鳩山系列の人間ならさもありなん、と思ってしまう。

植草は鳩山由紀夫以外にも孫崎享とのつながりが深く、この3人を共著者とするくだらない本も出版されているが、祖父の鳩山一郎GHQ公職追放処分を食ったのを根に持っているだけの鳩山由紀夫はともかく、植草と孫崎は、保守というよりも「民族主義的傾向の強い右翼」の胃で終えろギーイデオロギーを持つ人物である。「小沢左派」とも言われた「小沢信者」の連中を食い物にして生き延びてきた植草(や孫崎)だが、小沢一郎がすっかりやる気をなくして投げやりになっている現状を鑑みるに、今までの延長線上では、いずれ飯の食い上げになる。70歳を過ぎている孫崎はともかく、まだ50代前半の植草にとっては死活問題だろう。そこで、植草にとっては次のパトロンが必要になる。とりあえずはそれが大富豪の鳩山由紀夫なのではないか。そして、彼らは小沢一郎の勢力圏から脱して(「自主独立派」として!)これまで隠していた「右派民族主義」色を今後は前面に出していくかもしれないと思う。

ここで注目されるのは、孫崎が既に安倍晋三との連携の布石を打っていることだ。すなわち、孫崎は岸信介佐藤栄作を「敢然とアメリカと渡り合った『自主独立派』の政治家」とか何とか言って持ち上げてきた。一方で安倍晋三に対しては、今はまだ「祖父(岸信介)と180度逆の方向性で動いている」などと言って批判している。しかし、いずれ掌返しをする時には、「安倍さんは偉大な祖父の原点に戻られた。さすがは岸元総理のお孫さんだ」とかなんとか言えば、それだけで瞬時に「転向」できてしまうのである。そう孫崎が宣言してしまえば、植草はそれに乗っかるだけで済む。つまり、鳩山由紀夫で食いつないでおいた先には、いずれ安倍晋三との連携も可能だということだ。

「小沢信者」に転向していたはずの某有名ブロガーは、植草の喜納昌吉応援は、小沢一郎の差し金ではないかと憶測していた。「反小沢」の私にとっても、それが事実であれば面白いのだが、残念ながらリアリティは全く感じられない。たとえば、「小沢の差し金」なら三宅洋平山本太郎も乗ったに違いないが、彼らはいっとき喜納昌吉支援に傾きかねないTweetはしたものの、結局乗ることはなさそうだ。

植草の怪しい動きはそうではなく、「ポスト小沢」をにらんで、鳩山由紀夫孫崎享とつるみながら、ろくでもない妄動を行っているだけの話ではないかと思われる。つまり小沢一郎とは無関係な、鳩山由紀夫とその取り巻きによる勝手な行動である。残念ながらそうとしか解釈できない。

なお、本記事を書くに当たって大いに参考にしたのは、某「小沢信者」のブログ記事だが、記事を拡散してくれるなとか、部分的な引用をするなとか言っているようなので、リンクは張らない。当ダイアリーの読者の多くは、そのブログがどこであるかは想像がつくかもしれないが(笑)。

私としては、当該ブログよりももっと腹が立つのは、現在頬被りして何も言わないかつての「政権交代ブロガー」どもだが、そういう奴らであることは最初からわかっていたのであって、一時なりとはいえ奴らとつるんだ己の不明を恥じるしかない。