kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「フラットタックス」も主張する次世代の党はすさまじい「経済極右」政党

昔、ネットで平沼赳夫城内実を応援していた「政権交代ブロガー」がいて、その男が撒き散らしていたデマとして、「平沼赳夫城内実新自由主義の批判者」というのがあった。経済問題に対する感覚が鋭敏とはお世辞にも言いかねる「リベラル」系のブロガーたちの間では、このデマを鵜呑みにする者が少なくなかった。

その平沼赳夫が党首を務める「次世代の党」の経済政策とはどんなものか。

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3.財政制度の発生主義・複式簿記化による「賢く強い国家経営」への転換

  1. 財政健全化責任法の制定による政府の国家経営に関する責任の明確化
  2. 中長期財政計画の策定と予測・実績対比による戦略的な財政運営
  3. 次世代への負担の先送りを防ぐため、ムダとバラマキの温床となっている移転支出(H26一般会計・特別会計予算純計31兆9,095億円)を大幅削減した上で、直間比率の見直し等、税制の抜本改革を進める
  4. 所得課税の軽減・簡素化(フラットタックス化
  5. 世界中から資本を集めるため、法人実効税率を大幅に引き下げる
  6. 消費課税における公平性を確保するためのインボイス制度の導入
  7. 広く薄く負担を求める資産課税(世代間格差是正のための年金目的特別相続税の創設)


一目瞭然。すさまじいまでの「経済極右」政党だ。政治思想も極右なら経済政策も極右。次世代の党とは「究極の超極右政党」としか言いようがない。

もっとも私としては、この政策を見る限り、「次世代の党」もまた、安倍晋三同様「ファシズム」を担う政治勢力にはなり得ないと確信できるものだとは自信を持って言えるけれど。

まあどのみち近い将来に消滅する政党だからどうってことはないのだが、未だに怒りが収まらないのは、こんな政策を公然と掲げる平沼赳夫*1を、「新自由主義に反対する政権交代の貴重な戦力」と言わんばかりに持ち上げていたかつての「政権交代ブロガー」、ネットで用いている名前で言えば「喜八」である。

この男は、いかにひどい政治家たちを応援していたものであろうか。その絶望的な「見る目のなさ」とともに、こんな人間に引っ掻き回された連中の愚劣さも、改めて嘆かずにはいられないのである。

*1:まあ平沼本人は経済政策には全く関心がないんだろうけど。たとえばフラットタックスにしても、前回の衆院選橋下徹が主張していたのをそのまま引き継いだだけだろう。