昔、ネットで平沼赳夫や城内実を応援していた「政権交代ブロガー」がいて、その男が撒き散らしていたデマとして、「平沼赳夫や城内実は新自由主義の批判者」というのがあった。経済問題に対する感覚が鋭敏とはお世辞にも言いかねる「リベラル」系のブロガーたちの間では、このデマを鵜呑みにする者が少なくなかった。
その平沼赳夫が党首を務める「次世代の党」の経済政策とはどんなものか。
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3.財政制度の発生主義・複式簿記化による「賢く強い国家経営」への転換
一目瞭然。すさまじいまでの「経済極右」政党だ。政治思想も極右なら経済政策も極右。次世代の党とは「究極の超極右政党」としか言いようがない。
もっとも私としては、この政策を見る限り、「次世代の党」もまた、安倍晋三同様「ファシズム」を担う政治勢力にはなり得ないと確信できるものだとは自信を持って言えるけれど。
まあどのみち近い将来に消滅する政党だからどうってことはないのだが、未だに怒りが収まらないのは、こんな政策を公然と掲げる平沼赳夫*1を、「新自由主義に反対する政権交代の貴重な戦力」と言わんばかりに持ち上げていたかつての「政権交代ブロガー」、ネットで用いている名前で言えば「喜八」である。
この男は、いかにひどい政治家たちを応援していたものであろうか。その絶望的な「見る目のなさ」とともに、こんな人間に引っ掻き回された連中の愚劣さも、改めて嘆かずにはいられないのである。