kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

毎日新聞記事のメモ(3):安倍晋三、自政権の経済政策は「トリクルダウン」とは違うと答弁(2015年2月2日)

毎日新聞記事のメモの3件目、これだけはタイトルを新聞記事と違うものに書き換えた。下記引用文に示す毎日新聞記事の見出しは、私が引用文に含まれている場合を除いて用いないと決めている言葉(=「NGワード」)を使っているからである。

http://mainichi.jp/select/news/20150203k0000m010025000c.html

アベノミクス:首相「トリクルダウン、我々の政策と違う」

 安倍晋三首相は2日の参院予算委員会で、「富めるものが富めば、富が滴り落ちる」とする「トリクルダウン理論」について、「我々が行っている政策とは違う」と強調した。アベノミクスは、企業収益の向上を通じた経済成長を目指しているが、民主党は「経済格差」に焦点を当てる戦術で、首相は企業優先との批判に予防線を張った形だ。

 首相は経済界に賃上げを働きかけていることを強調。「上からたらたら垂らしていくのではなく、全体をしっかりと底上げしていくのが私たちの政策だ」と語った。

 これに対し、民主党大塚耕平氏は「底上げと言うならば、(悪化する)子どもの貧困率や貯蓄率から、アベノミクスはうまくいっていないという評価になる」と首相に反論した。【水脇友輔】

毎日新聞 2015年02月02日 18時50分(最終更新 02月03日 00時40分)


この件については、いかに口では「違う」と言っても、中身は「トリクルダウン」そのものじゃないかということはさておき、安倍晋三自身、「トリクルダウン」がネガティブな意味合いで使われる言葉であるという程度の認識は持っていることを示すと同時に、それなら、昨年11月に甘利明が発した「トリクルダウンがまだ弱い」という発言は何だったのかということになると指摘しておくにとどめる。なお甘利明の妄言を伝えたロイター電は既にリンクが切れているが、下記記事に記録しておいた。