kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

下関市長・中尾友昭の「修士論文」が不合格に

昨日(3/10)の夕刊第二社会面の地味な扱いだったが、このニュースには吹いた。

http://www.asahi.com/articles/ASH394D8GH39TZNB00J.html

下関市長の「修士論文」不合格に 市立大、分権がテーマ

 山口県下関市の中尾友昭市長(65)は9日の定例記者会見で、同市立大大学院経済学研究科に提出していた論文が不合格判定を受けたことを明らかにした。地域内分権をテーマにA4判約550ページにまとめたが、教授らによる審査で、必要な人数の賛同が得られなかったという。市長は「納得がいかない」として大学への情報公開請求を検討する考えも明らかにした。

 現在2期目の中尾市長は2011年4月に同科に入学。社会人対象の教育プログラムで、公務後に通っていた。修士論文に代えられる「特定の課題についての研究の成果」として論文を書き、市長の仕事や自身の人生なども盛り込んだ。

 だが、大学院を担当する教授と准教授の計33人でつくる研究科委員会の審査で、合格に必要な出席者の3分の2以上の賛成が得られなかったという。委員会側は審査の経緯などについて「ノーコメント」としている。

 市長は単位取得退学となる。会見では「弁明の機会がないのが課題」などと大学を批判。情報公開請求など「名誉回復のためにできることを検討する」と主張した。(貞松慎二郎)

朝日新聞デジタル 2015年3月10日07時21分)


中尾友昭の名前はもちろん知っている。林芳正系列の政治家で、2009年と2013年の下関市長選で、それぞれ安倍晋三系列の対立候補を破って2選された。だから、中尾友昭の「顔が潰された」このドタバタ劇の裏に、安倍晋三林芳正の代理戦争だったら野次馬としては面白いのだが、果たしてどうか。中尾友昭は、この「修士論文」とやらを、幻冬舎か宝島社かのどちらかから出版してはどうだろうか。と思ったら、既に書かれていた。

修士になり損ねた市長 - Living, Loving, Thinking, Again(2015年3月10日)より

この件では、地元紙、〈毛左〉の『長周新聞』がインサイダー情報の取材で群を抜いているようだ;


「自慢話に与えられた修士号 地に堕ちた最高学府の権威 権力で学位得る中尾市長」http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/jimanhanasiniataeraretasyuusigou.html

「最高学府のプライド守る 下関市大の修士論文審査結果 中尾市長は不合格」http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/saikougakuhunopuraidomamoru.html


『長周新聞』のURLの付け方のセンスって、何処となくあの城内実に通じるところがあるようだ。それはさておき、中尾さんも自らのサイトをお持ちのようなので、そこに全文をアップロードしてみては如何か。そして、全世界の読者の判断を仰いでみればいいだろう。或いは、いきなり紙の本で出版してしまうとか。


毛沢東崇拝の極左セクト系新聞『長周新聞』の "saikougakuhunopuraidomamoru" は確かにすごい。なんたって "puraido" だ。さすがはナショナリストたちが出しているだけあって、日本語の発音に忠実だ。ローマ字表記も訓令式だし、と思ったら "jiman" なんて書いてる。不統一だね。酷使様*1失格だ。

城内実安倍晋三の側近)のURLといえばこれ。まだ消さずに残しているようだ。
https://www.m-kiuchi.com/2008/11/11/bakawashinanakyanaoranai/

*1:『長周新聞』は極右ではなく極左だが、国家主義においては共通している。