kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

FC2に登録できなかった「きまぐれな日々」へのwhite noiseさんのコメント

white noiseさん(id:whitenoisekun)から、「きまぐれな日々」の記事*1にコメントできなかったとのご連絡をいただきました。ブログ管理人としてお答えします。
下記のコメントは、「きまぐれな日々」に設定してある「禁止ワード」には抵触していません。現在、「禁止ワード」はごく少数に絞っていて、その中には「激安」など、スパムコメントによく出てくると同時に普通の文章でもよく使われる言葉もありますが、それらへの抵触もありません。このことはすべての「禁止ワード」について確認しました。
私自身、同じ内容でコメントしてみましたが、最初「不正な文章が含まれています」というメッセージが出てきたので、二度目には禁止ワードを一時的に全部解除して試してみましたが「パスワードが違います」とのメッセージで弾かれました。パスワードを変えて投稿してみてもダメ。挙げ句の果てには「過去の投稿と内容が重複しています」などと出てきてお手上げでした。

なので、下記にいただいたコメントを全文掲載し、「きまぐれな日々」にTBしてみます。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20150410/1428625810#c1428675904

whitenoisekun 2015/04/10 23:25
kojitakenさん、またもやご迷惑な話なんですが、以下を気まぐれな日々に投稿しようとしたところ、”不正な文章”と判断されてしまい弾かれました。
何度もでご迷惑おかけしますが、お気づきの箇所ございましたらご指摘ください。

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右傾化というのは社会全体のことであり、個々人がどう感じているかは関係ないのですよね。
簡単に言えば国家統制的に個人の自由が制限されていくことであり、個々人がリベラルだと自負していようが、政治に無関心な人が増えているだけ、と感じようが意味がないのです。

事実、以前から何度も言っているように草の根保守勢力と連動して政府の(悪い意味での)動きが加速していると。
中央の大手メディアもどんどん大本営化しているということです。
話題になっているのがドイツの保守系メディア、Frankfurter Allgemeine Zeitung特派員離日前の真摯なメッセージ。日本語訳内田樹(泣)なので、あまり紹介したくはありませんが私より当然のことながらはるかに上手いのでこちらを。
http://blog.tatsuru.com/
文中に出てくる外務省及びフランクフルト総領事のエピソード、ひどいですね。
政権の歴史改ざん主義批判記事に対して「金の絡んだ」「親中プロパガンダ記事」と抗議するなんてね。
そして同じく触れられているメルケル来日後の日経記事もね。
http://dwellerinkashiwa.net/?p=1487
3/18日経・ベルリン支局 赤川省吾『メルケル独首相が訪日で犯した3つの過ち』記事について
対象記事の全文がこちらのネトウヨ君ブログで読めますので、どうぞ。
なお、このブログ記事で言っている岡田克也の件ですが、正式にドイツ政府が「民主党ホームページ見てほしい」と岡田の言い分を追認していますね。

さて、折に触れkojitakenさんが論じている岸信介ら戦前の革新官僚らによる統治システムが戦後も温存されてしまったこととも通じるものがありますが、草の根保守運動の歴史も長いのですよ。
例えば左派学生運動のカウンターを母体とする日青協創設メンバーで親学の高橋史朗が、表舞台に登場したのが中曽根臨教審の委員にいきなり抜擢されたときですから、そこを起点としても十分な歴史があると。
その日青協の思想の原点というのは、生長の家初代の谷口雅春。今の成長の家がエコ&クリーン、反原発を掲げ政治とは一線を画す真っ当な宗教団体であるということが信じられないほど、雅春は保守反動の人物でしたし、その衣鉢を受け継いだのが日青協日本会議事務総長椛島有三らだということです。

神社本庁キリストの幕屋つくる会教育再生機構から今や在特系、幸福の科学らも合流した巨大集団が草の根保守であり、日本会議系地方議員が1600名以上、日本会議系国会議員神道政治連盟系国会議員が各々300名程度ですよ。
繰り返しますが、我々の主観的感想がどうであれ事態は深刻だということです。

彼らが「壊憲」のため何を中心に運動を続けてきたかというとまさに「教育」であり、事実としてどんどん教育行政、教育環境は侵食されてきたわけでしょ。
だから今回の教科書に加筆される「政府見解」ってやつや検定そのもののひどさもある意味当たり前。
沖縄戦「集団自決」強制記述ゼロ
関東大震災における朝鮮人虐殺「当時の司法省は230名余と発表」「人数については通説無い」
アイヌ旧土□法、耕作不適地のことはおくびにも出さずに「与えてやった」
等々決して慰安婦問題に関する「強制連行を示す証拠がない」という例の茶番だけではない、数々のおぞましい記述が満載の教科書内容になるということですね。

https://twitter.com/macchan1109/status/585099941686685697
一方こちらは東京都道徳教材集について都内公立小学校1年生の保護者に何とも素晴らしいご案内。
「未来の東京、日本の発展を担う、大切な子供たちを育てていく上で、生命を尊重する心や…」
ってことで出ました!「心あかるく」「心しなやかに」「心たくましく」

https://twitter.com/yoshamushi/status/585058113134301185
こちらも。教科書の入った袋の裏に文科省様からのありがたいお言葉。
わざわざ教科書が無償配布であるから、義務として子供は「わが国の繁栄と福祉に貢献するよう」「教科書を大切に使うよう」保護者にご指導いただいていると。

そうそう小学中学だけではありませんね。国立大に国旗国家を要請と。「強要」ではないと。
東大は喜んで従うでしょうが、従わないのは京大くらいですかね?

「心あかるく」「納税にまい進するための」「日本万歳」な次世代教育ってのがどういうものかといえば「残業代0法=定額ただ働き・使えなくなったらさっさとクビ法」に何の疑問もなく従うロボット養成教育ですから、二分の一成人式に感動できる保護者のみなさんも大喜び(皮肉)。
なお「愛国心」溢れる人が増えれば増えるほど「子供の貧困対策は税金ではなく基金で賄う国民運動だ」とおっしゃる安倍様に皆さん賛同なされて寄付をされるのでしょう・・・
なんてことありえませんよね。

なので「愛国心」では少子高齢化は止まりません。
そこで厚労省技能実習/研修制度の枠広げて介護に外国人と言ってますが、アジアの介護士は世界で争奪戦の有様。アジア各国はもとよりEU域内でも月25万〜35万のお給料が払われるってことで、日本は太刀打ちできませんね。日本語の問題や差別上等社会の問題も大きいですし。
さらに厚労省は「介護も保育も」兼任できる資格・施設の研究とやらを始めましたが、これがうまくいくとは誰も考えませんよね。ということは・・・
09年橋下さんは年金問題に言及「日本の人口は6000万程度が最適」と。
13年には麻生さんが尊厳死関連で「さっさと○ねるように」と政治家の皆さんが地ならしをした上で、はい来ましたこれ。日本線維筋痛症学会も心配している(高価な)子宮頸がん(HPV)ワクチンに絶大な自信をお持ちで、陽性検出率が高い検診や性感染症教育は眼中にないらしい医療ガバナンス学会様に掲載されたエッセイ。
http://medg.jp/mt/?p=3070
早死のすすめ〜安楽死尊厳死の法制化で、防ぐ国体の衰え〜

本記事コメント欄の歴史改ざん主義者にして「人質の二人もきっと喜んでいるに違いない、お国のために○ねたのだから」の人も良かったですね。
今度はあなたや私の番だということですね。そのうち「お国のために○んでくれ」という制度ができるかもですから。
きっと靖国に英霊として祀ってもらえますよ。

さて、そんな最凶社会に向かっていよいよカウントダウンが始まった模様です。
http://hbol.jp/33169
ついに始まった、日本会議による『改憲へのカウントダウン』――シリーズ【草の根保守の蠢動第6回】
安倍の言っていることと符合しますね。参院選の後「壊憲」の発議と。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00289565.html
統一地方選前半戦 告示日に万歳相次ぐ 無投票当選者過去最高か
ありゃりゃ「全国の960選挙区のうち、およそ3分の1にあたる316選挙区…無投票当選」「このため、選挙を待たずに、自民党過半数超えが確定」
全員が日本会議地方議員ではありませんが、地方選自民過半数決定と。

というわけで、いよいよ来るべきものが来たって感じですね。
安倍内閣が経済で倒れたとしても、後任がまったく期待できませんからね。


最後の部分にコメントしておくと、「安倍内閣が経済で倒れ」る可能性も当分遠のき、現在はもはや安倍内閣が潰れるとしたら国際関係がらみ以外に考えられない状態になっていると思います。どっかの「リベラル」ブログが注力しているような金銭スキャンダルの徹底追及なんかじゃ政権は絶対倒れません。現状を招いた元凶である民主党及び小沢一派(つまり2010〜12年に与党内で激しい権力闘争を展開していた両方の陣営)の責任は、どんなに厳しく追及しても追及しすぎることはないと思いますが、前述と同じブログが「小沢がこんなことを言っていた」などと小沢の安倍批判を紹介しているようではどうしようもありませんね。小沢の安倍批判なんて、私に言わせれば「お前が言うな」レベルでしかありません。ある意味、90年代に小沢が理想とした政治や社会が現実化したのが今の日本の姿だと言えますからね。