kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

維新、初鹿明博に「厳重注意」。言論弾圧の再犯・大西英男と同じ処分(呆)

維新の党と自民党には呆れるほかない。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015063000758

初鹿氏を厳重注意=共産委員長と街頭−維新

 維新の党は30日、初鹿明博衆院議員(比例東京、民主党出身)が安全保障関連法案に反対する集会で共産党志位和夫委員長と並んで街頭演説したとして厳重注意処分にした。柿沢未途幹事長が記者会見で明らかにした。
 柿沢氏は「維新の党内で意見対立があるような印象を与えた」と処分の理由を説明した。これに先立ち、初鹿氏は柿沢氏に副幹事長など党の役職を辞任する意向を伝え、了承された。初鹿氏は「自分自身も戸惑いがあったが、現場の状況でそうなった」と釈明したという。
 初鹿氏は27日、都内で開かれた集会に出席し、志位氏と握手し、安保反対での「連携」をアピールした。党内では、共産党大阪都構想に反対したことを踏まえ、大阪系議員から厳しい処分を求める声が出ていた。

時事通信 2015/06/30-16:35)


志位和夫(や菅直人)と握手したくらいで所属議員に「厳重注意処分」とやらを下す維新の党とは、やはりどうしようもないトンデモ政党だ。

共産党大阪都構想に反対したことを踏まえ、大阪系議員から厳しい処分を求める声が出ていた」というが、同じく大阪府連が「大阪都構想」に反対していた自民党安倍晋三菅義偉と橋下が癒着していることは不問なのだから、共同代表を辞任しているとはいえ相変わらず維新の党とは橋下の私物同然らしい。

さらに呆れるのは、この「厳重注意」が「言論弾圧」再犯の大西英男に対して自民党が下した処分と同じであることだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015070102000248.html

報道圧力発言 大西氏に再び厳重注意

 自民党幹部は一日午前、安全保障関連法案に批判的な報道機関に圧力をかける発言を再びした大西英男衆院議員(東京16区)を二度目の厳重注意処分としたことを記者団に明らかにした。処分は谷垣禎一幹事長が決め、棚橋泰文幹事長代理が六月三十日夜、大西氏に電話で伝えたという。安倍晋三首相は一日昼、公明党山口那津男代表と会談し、「わが党の議員の件でご迷惑をかけた」と謝罪した。

 処分は正式に公表していない。二十五日の自民党若手議員の勉強会での報道圧力発言問題をめぐり、会代表の木原稔党青年局長を更迭した処分に対し、党内から「重すぎる」と不満の声が出ていることに配慮したとみられる。

 大西氏は勉強会で問題発言をしたとして二十七日に厳重注意処分を受けたが、三十日には一部マスコミを「懲らしめようという気はある」と再び述べていた。

 谷垣氏は一日午前、都内で公明党井上義久幹事長と会談し、報道圧力発言問題について「大変ご迷惑をおかけした。心からおわび申し上げる」と謝罪した。

 井上氏は、安保法案の今国会成立を目指し「気を引き締めて丁寧な国会運営をしていこう」と応じた。

 これに関連し、民主党岡田克也代表は党会合で「自民党のおごりがあちこちで出てきた。国会で指摘しなければならない」と述べ、追及を強める考えを示した。

東京新聞 2015年7月1日 夕刊)


あまりにも常識に反する軽い処分である。谷垣禎一はいったい何を考えているのか。

常識では、一度処分を行った者が同じことをやらかしたら、二度目にはより厳しい処分を科するのが当たり前である。それを一度目と同じ処分とは、何も処分していないのと同じことである。

だから谷垣はダメなのだ。

維新の党と自民党という2つの政党の堕落腐敗ぶりは底なし沼だと断じるほかない。