kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルト首位\(^○^)/但し勝率5割

女子サッカーのロスタイムでの相手チームのオウンゴールによる日本決勝進出のニュースの影に完全に隠れているが、プロ野球セントラルリーグでヤクルトが首位に立った。但し勝率5割で阪神と同率である。勝率が同じ場合は勝ち数の多いチームを上位とするというセ・リーグ(読売リーグ)の変てこな規定のおかげで単独首位らしい。この規定は昨日知った。今日ヤクルトが阪神に勝ち、読売が広島に勝つと、阪神、ヤクルト、読売の3球団が勝率5割で並ぶが、この規定のため読売首位、ヤクルト2位、阪神3位になるところだった。しかし、今夜の試合で読売がめでたく広島に負けたので\(^○^)/、ヤクルト首位、阪神2位、読売3位となった。3位読売は借金2、4位DeNAと5位広島は借金3、最下位中日は借金9である。もちろん交流戦パシフィックリーグに惨敗したためにこんなことになっている。6弱、または5弱1番外地のレベルの低い激戦といえるが、残念ながらこんな展開にでもならない限りヤクルトの首位はあり得なかっただろう。しかしこの規定は合理的とはいえない。なぜなら明日の試合でヤクルトが広島に勝っても、阪神DeNAに勝つと順位がひっくり返り、阪神が首位に立つからである。つまり明日のヤクルトに自力首位はない。最終順位ならともかく、シーズン途中の順位は、勝率が同じなら同じ順位で良いのではないかと思う。名目だけの単独首位などさしてめでたくもない。同率首位で十分だ。

思い出されるのはヤクルトが最後に優勝した2001年である。この年のセ・リーグは、最終順位だけではなくシーズン途中の順位も、勝率によらずその時点での勝ち数が多い順とするという、今よりももっと不合理な規定だった。そのせいで、試合消化の遅かったヤクルトに何ゲーム差もつけられて引き離されていた読売が名目上の「首位」に立ち続けていたのだった。途中、勝ち数でもヤクルトが読売を抜いた時期もあったがすぐに抜き返され、結局2位のままヤクルトにマジックが出て、首位を奪回すると同時にリーグ優勝を決めるという珍事が起きた。ペナントレース展開自体はヤクルトの楽勝だったのに、名目上はずっと読売が首位。あんなふざけた話はなかった。さすがにあまりにひどいとして、翌年から勝率で順位を決める規定に戻された。

この例にも見られるように、何が何でも読売を上位にしよう、あるいは本当は強くなくても読売を強く見せようという、そんなことばかり昔からずっとやってきたのがセントラルというリーグである。だから、私はセ・リーグを「読売リーグ」と呼んでいるし、こんな八百長体質だから交流戦パ・リーグに大差をつけられるんだと思っている。かつて1リーグ制阻止に奮闘した古田敦也には悪いが、私はかなり前から1リーグ制論者である。12球団総当たりにすれば良いと思う。あんな不愉快な対読売戦なんか見たくもない。ましてや年に25試合も読売とやる必要など全くないというのが本音だ。

しかし、気に入らないとはいえその対戦カードが組まれている以上、ヤクルトにはその読売や阪神その他を倒して、14年ぶりに優勝してもらいたいと期待するものである。