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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「東京維新の会」発足へ 「橋下新党」に同調、都議ら十数人が参加(産経)

維新の党のゴタゴタは、ついに松野・江田・柿沢一派の牙城とみられた東京にも飛び火した。

【維新分裂】「東京維新の会」発足へ 「橋下新党」に同調、都議ら十数人が参加 - 産経ニュース

東京維新の会」発足へ 「橋下新党」に同調、都議ら十数人が参加

 維新の党の分裂騒動に伴い、橋下徹大阪市長らが結党する国政政党「おおさか維新の会」に同調し、維新の党東京都総支部所属の都議や区議ら十数人が新たに地域政党東京維新の会」を発足させることが30日、維新関係者への取材で分かった。都議の柳ケ瀬裕文氏が代表となる見通しで、近く表明する。

 同支部所属の議員は柿沢未途前幹事長ら国会議員を含め計53人で、このうち橋下氏の政治姿勢に賛同する柳ケ瀬氏を中心に十数人が参加する見通し。態度保留の議員もおり、さらに増える可能性もあるという。

 党名に「おおさか」を冠した新党は、各地に県名などを入れた名称の地域政党を設置させたい意向。柳ケ瀬氏は「分裂してほしくなかった」とした上で、「私たちの目的は大阪の改革を全国に波及させること。橋下氏側に付いたのは自然な流れだ」と説明している。

(産経ニュース 2015.10.31 08:00更新)


私は橋下徹を嫌うことにかけては人後に落ちないつもりだし、この記事にもお決まりの「これはひどい」のタグをつけたが、それにもかかわらずこの件については橋下側についた柳ケ瀬裕文が言う通り「自然な流れ」だというのが正直な感想である。橋下の人気にすがって民主党を離党して維新入りした松野頼久が、いまさら民主党と再合流しようとは虫が良すぎるし筋が通らないと思う「カイカク志向」の人間は少なくあるまい。

「野党再編」(実際には野党の「右翼的再編」にしかならないのだが)を熱望する「リベラル」人士はまたもや地団駄を踏むのかもしれないが、私には松野一派の自業自得としか思えないのである。

なお、東京では橋下一派の人気がいたって低いことは一昨年(2013年)の都議選で立証されているから、さしあたり「東京維新の怪」が大きな脅威になることはないのではないか。もっともそれ以前に石原慎太郎らになびいた東京都民の選択によって、東京都政は既にガタガタにされているから、今さら「維新の怪」に蹂躙される余地がほとんどないだけの話かもしれない。