kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

岡田克也の方が「リベラル」ブロガーよりマシ

世の中にはどうやら、頭では「反橋下」の方向で行こうと思っても、どうしても橋下徹に惹かれてしまう心を抑えられないという人種がいるらしく、大阪ダブル選挙で橋下が安倍政権を持ち上げる一方大阪自民党をこき下ろす言葉に大阪の人が耳を傾けている現実をやっとこさ直視せざるを得なくなって真っ青になり、橋下を「安物のヒットラー」と呼びながら、ダブル選が「大阪維新2勝」に終わったあと松野頼久が「今でも橋下さんが好きだ」と言い出したりすると、橋下が安倍晋三への揶揄ともとれるようなTwitterに呼応して「キャーキャー、橋下くんが安倍っちを揶揄している」と喜んだりする。「人の噂も七十五日」というが、大阪ダブル選の投開票からまだ1か月も経っていないのに、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とばかりにダブル選で見せつけた橋下の本性を早くも忘れてしまうていたらくだからどうしようもない。橋下が、選挙に勝てば何をやっても良い、過半数の国民が改憲を求めているのだから憲法96条など変えてしまえば良いという主張をする、その考え方や行動自体が立憲主義に真っ向から対立する人間であるにもかかわらず、橋下がTwitterで「立憲主義」という言葉を使ったというだけで、「立憲主義を理解している橋下くんを自民党のアブナイ改憲案に対抗する勢力として活用したい」と言い出した人だから、ああいつもの癖か、とは思うが、そのブログ記事(全部ではないが、その中の橋下に好意的な記事など)に耳を傾ける人がいてはたまったものではないので、何度でも繰り返して書く。

民主党代表の岡田克也は、正直言ってあまり好きな政治家ではないのだが、「おおさか維新」を明確に「向こう側」とみなしている点で、確実に前記「リベラル」ブロガーよりマシといえる。

http://www.asahi.com/articles/ASHDG4Q6BHDGUTFK008.html

9条改憲勢力「3分の2阻止」 参院選へ民主・岡田代表
籏智広太、村松真次
2015年12月14日21時18分

 民主党岡田克也代表は14日、朝日新聞の取材に応じ、来夏の参院選について、与党やおおさか維新など「9条改憲勢力を3分の2未満の議席に抑える目標を示した。民主公認に加え、無所属の野党統一候補も積極支援すると強調。熊本では、野党各党が支援する立候補予定者が固まった。

 来夏の参院選の位置づけについて、岡田氏は「戦後の平和主義が変わるかどうかの分岐点だ。結果次第では憲法改正までいってしまう」と強調。与党や連携する保守系野党が勢力を伸ばせば、早期の9条改正につながるとの認識を示した。

 そのうえで、おおさか維新なども加えた9条改憲をめざす勢力を、改正発議に必要な3分の2(参院で162議席)未満に抑えることが「第一目標」と明言。自公の議席は現在133議席で高くない目標と言えるが、「(直近)3回の国政選挙で(与党に)圧倒的な数を許した。そこに歯止めをかける」と語った。

朝日新聞デジタルより)


見ての通り、岡田克也でさえ「おおさか維新なども加えた9条改憲をめざす勢力」と戦うと言っている。私の言葉で言えば「橋下の排除」だ。これを野党再編あるいは野党共闘の基本線として早く固めて、早く「おおさか維新を排除しない」と言う松野頼久だの前原誠司だの、「おおさか維新は安倍政権に対抗すべきだ」とほのめかす元フジテレビ政治記者の鈴木哲夫だのその評論に耳を傾ける「リベラル」ブロガーだのを黙らせなければならない。もう7か月後には参院選が迫っており、下手したら衆院選が同日に行われるかもしれないのだ。