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宇野功芳死去

音楽評論家の宇野功芳が死んだらしい。

音楽評論家で指揮者の宇野功芳さん死去 - 産経ニュース

音楽評論家で指揮者の宇野功芳さん死去

 音楽評論家で指揮者の宇野功芳(うの・こうほう=本名・功=いさお)さんが10日、老衰のため死去した。86歳。葬儀・告別式は近親者のみで行う。後日、お別れの会を開く予定。

 父は漫談家牧野周一。国立音楽大声楽科で合唱指揮者を志す一方で、音楽評論を始める。歯切れ良い筆致で指揮者のハンス・クナッパーツブッシュやカール・シューリヒト、エフゲニー・ムラビンスキーをはじめ、20世紀を代表する演奏家の紹介で知られた。

 また、大阪フィルを率いた朝比奈隆に早くから注目して評価を高め、難解とされたブルックナーワーグナーの音楽の真価を分かりやすく解説。一方で、指揮者としても独特の手法で人気を集めた。著書に「宇野功芳の『クラシックの聴き方』」など多数。

(産経ニュース 2016.6.12 05:00更新)


宇野功芳」でググるとこんな記事があった。

85歳でも枯れない音楽家、宇野功芳の「やりたい放題」|アート&レビュー|NIKKEI STYLE

クローズアップ
85歳でも枯れない音楽家宇野功芳の「やりたい放題」
2015/10/23


 宇野功芳(うの・こうほう)。日本のクラシック音楽ファンで宇野を知らない人はいないと思われる評論家だ。演奏の良しあしを一瞬で聴き分け、熱く語り、時には一刀両断で切り捨てる。独特の文体を未確認飛行物体(UFO)になぞらえ、UNOと呼ぶ人も。

■「語りの名人」だった父の衣鉢継ぐ

 5月に85歳を祝った今年、演奏家や作曲家、同業者と対談あるいは往復書簡で激論を交わした対話集「演奏の本質」(音楽之友社)を出版

(日経電子版より)


リンク先日経電子版の記事は「続きを読む」をクリックすると無料で読めるので、字面にざっと目を通したが、特に読む価値のあるほどの文章でもない。言うまでもないが、それはライターのせいというよりは宇野功芳のせいだ。

宇野功芳の名前を知ってからもう40年以上になるけれども、この男に感心したことはついに一度もなかった。

やりたいことをやり、書きたいことを書き、言いたいことを言い放題言って、85歳になっても「かくしゃくとして」いたのが86歳で老衰死。ピンピンコロリ(ポックリ死)というやつか。こういう死に方は、実は心筋梗塞などによることが多いらしいが、「ピンピンコロリ」が多くの人にうらやましがられていることも事実だ。

だからなおさら、宇野のような勝手気ままな生き方をしてきた人間にわざわざ冥福まで祈る必要はなかろう。よって宇野功芳の冥福は祈らない。