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安倍晋三の演説に一斉起立・拍手、事前に「指示」飛び交う(朝日)

http://www.asahi.com/articles/ASJ9W55NWJ9WUTFK00D.html

首相演説に一斉起立・拍手、事前に「指示」飛び交う
田嶋慶彦
2016年9月27日22時49分

 安倍晋三首相の所信表明演説中に自民党議員らが立ち上がって拍手した問題で、野党が27日の議院運営委員会理事会で抗議した。自民は「適切ではなかった」と認め、首相に伝えることを約束。野党側には「自然発生的だった」と説明したが、議場内では「指示」が飛び交っていた。

 自民議員らが一斉に起立・拍手したのは、26日の衆院所信表明演説で首相が海上保安庁や警察、自衛隊をたたえたときだ。衆院の規則違反ではないが、日本では慣例でない行動で、議事進行が遅れた。大島理森衆院議長もその場で注意。佐藤勉議運委員長は記者団に「自然発生的とはいえ、決していいことではない」と述べた。

 だが、関係者によると、演説前の26日午前、萩生田光一官房副長官が、自民の竹下亘国会対策委員長ら幹部に、「(海上保安庁などのくだりで)演説をもり立ててほしい」と依頼。このとき、萩生田氏は起立や拍手までは求めなかった。

 午後、首相の演説が始まると、自民国対メンバーが本会議場の前の方に座る若手議員に萩生田氏の依頼を一斉に伝えた。当該のくだりで「拍手してほしい」と伝えられた若手もいれば、「立って拍手してほしい」と聞いた若手もいた。

 指示が伝わったのは前方に座る当選回数が1、2回の議員ら。このため、後方の中堅・ベテラン議員のなかには「自然発生」と受け止めた人もいた。中ほどに座る当選3回の小泉進次郎氏は記者団に言った。「あれはない。ちょっとおかしいと思いますよ。自然じゃない」。とはいえ、自身も驚いて立ち上がってしまったという。

 首相は27日夜、東京都内で若手議員らと会食。出席者によると、起立・拍手の話題に触れて、自衛隊員らへの「敬意」の拍手だったから野党議員も座って拍手すれば良かったとの趣旨の話をした。起立・拍手をめぐっては2009年の民主党政権時、鳩山由紀夫首相に民主議員が立ち上がって拍手した例があるが、演説の終了直後だった。(田嶋慶彦)

朝日新聞デジタルより)


自民党議員たちの「拍手」が安倍晋三の手下ら(記事では萩生田光一の名前が挙げられている)の指示だったなんて、そんなの決まってるだろとか、小泉進次郎って小賢しい野郎だなあ、とは思うけれども、安倍政権が終わっても小泉進次郎に人々が拍手喝采してだらだら自民党政権が続くとは思えないんだよね、私には。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160927/1474935103#c1474984181

id:axfxzo 2016/09/27 22:49

あれは父親の真似をしているのか?
息子が『あれはないよね』と安倍晋三への起立拍手の一件を批判していた。まあ、話し方から父親そのものである。
これで野党側の抗議などは一気にデリートされてしまう。
この連携プレーがある限り、いつまでたっても自民党の天下は続くのだろう。カオス以前のお話だ。
野党側の抗議をテレビで見たがとてもじゃないが、なぜコイツがというのが正論を吐くのだから、これまた説得力がない。もっと言えばコイツらを全国ニュースで晒すことにも悪意を感じてしまうのだが(笑)。
維新や小沢一郎なんてのは、明らかにこの種の愚行では安倍晋三側に近い奴等である。ひどいチョイス!
とはいえ、だ。
社民や共産議員などが厳しく批判するのならば、名前と中身が一致はする。しかし、これもまた、毎度お馴染み…なムードしか、お茶の間には広がらない。いやもう、広がらないのでは?
公助や何とかといった話を議論していくのも頭の体操としては大切なのだろうが、そうしたこと以前に言葉が通じなくなってしまった風潮などを考察するのも大切なのではと思った。
安倍晋三どもがおごり高ぶった行為をやってのける。それをタシナメル正義ヒーローキャラ小泉Jr.(笑)。
これで、この異様な愚行がチャラにされてしまう。こうしたことの繰り返しと、まともな批判が(それを発信する側の力不足とマンネリ感などもあり…)通用しないってこと。
やはりイメージの時代極まれりということなのだろう。
敵はますます適当に、狡猾にヤリタイコトを推し進めていくことであろう。生まじめにでないから、余計、世間の心を緩くグリップしていけるのである。言葉をそうした世間にどう腹の中にまで伝えられるか?かなり難しい問題だ。


http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160927/1474935103#c1475004956

id:gogo1960 2016/09/28 04:35

ひとつ穴のむじな、である小泉が何を言ってるんだろう。
「自分も驚いて立ち上がっちゃった」とのこと。
小者である。


小泉進次郎の支持層ってどんなのだろうか。2001年にワーワーキャーキャー言ってた連中が、「小泉純一郎さんって総理が昔いてね、すごい人気だったんだから」などと今も興奮さめやらぬ面持ちで語る親に対し、そんなことを言われてもピンとこない子どもの方は当惑するばかりなのではないか。

私は小泉進次郎の時代など来ないと思っている。長嶋一茂野村克則の時代が来なかったのと同じように。もちろん、政治の世界は実力がものをいうスポーツの世界とは全く違って、安倍晋三のように何の実力もないのに周りがお膳立てしてくれて独裁権力をふるっているのだが、1930年代とは拠って立つ条件が違いすぎる現在、「(1930年代を)トリモロス」ことなど夢のまた夢だ。既に土台の亀裂が拡大しており、いつになるかはわからないが、もし自民党の一部の人間が言っているような総裁任期の無期限延長なんかが行われるならば、土台が崩壊した時に安倍晋三が再び、そして前回(2007年)とは比較にならないくらい悲惨な転落を遂げるだろう。それは、小泉進次郎の時代など来るはずもないほどのカタストロフになるだろうと私は考えている。

もちろん1930年代と同じような総力戦(大国がぶつかり合う戦争)は、今の日本にはできない。やろうとしても、それでなくても脆弱な土台の崩壊を加速するだけだ。あり得る、そしてそうなるに違いないと思われるシナリオは、やはりアメリカの「テロとの戦い」への参加であって、その結果テロリストに日本が狙われることになる。そうして、ゆっくりと衰退していく。だが、ゆっくりとした衰退であっても、「純ちゃんの夢よもう一度」として小泉進次郎待望論が高まるかというと、そうなるとは私には思えない。

安倍晋三が政権に復帰してから、戦前の日本史や先の戦争についていろんな本を読んだが、「いつか来た道」にはならないと確信するようになった。やはり悲惨には違いないが異なる道を行くことになるだろう。

条件の違いとして、たとえば人口の問題がある。下記リンク先のグラフを見ると、1930年代は先の戦争による人口減さえ長期的には大した影響がなかったかに見えるくらいのすさまじい人口増加期に当たっており、一方これからの日本はすさまじい人口減少期を迎えると予想される。


先の人口増加期における変曲点(人口増加率がピークを迎えた時期)は1970年頃だったようだ。私は子ども時代に4度大阪万博に行って、リアルタイムで人類の文化はこのまま急速に進歩し続けるのだろうかと思ったものだが、今にして思えばちょうどその頃が転換期だった。その時とるべき政策は新自由主義政策などではなかったのだが、新自由主義政策をとってしまったがために、ピークを迎えたあとの衰退を加速してしまったとはいえるだろう。しかし、そればかりではない。日本政府が新自由主義的な政策をとり始めたのは、人口増加の変曲点を迎えたずっとあとのことだからだ。

いずれにせよ安倍政権の政策は持続不可能だ。任期を延ばそうとすればするほど、安倍自身が破滅を迎える可能性が高まる。それだけは確かだ。安倍晋三は早く退いた方が身のためだと思う。