kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本の「リベラル」はデフレ・財政再建大好きの「ガラパゴス」状態を早く脱せよ

私だって経済は大の苦手なのだが(一般書を読んで知識を仕入れている状態であって、専門書を読む力は全くない)、世の「リベラル」には経済音痴があまりにも多く。だから安倍晋三が左うちわでいられるのだ、と思う今日この頃。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20161026/1477439307#c1477441464

id:mtcedar 2016/10/26 09:24

というのか、政権批判側の経済政策ってともすればファシズム張りだったりともすればデフレ万歳!と叫ぶのまでいますからね。過去に『日本人よ、お金を使うな!―健全な日本社会を創る処方箋』 http://amzn.to/2eOHKFO をものしたかの「火の玉教授」(物理学者である以上、経済学には素人なんでしょうけどw)でさえ、こういう始末ですし。

http://blogs.yahoo.co.jp/otsuki1936/32796393.html
「庶民にとってデフレがいいのだ。給料は上がらずとも物価は下がり、利子は安くとも預貯金の元本は補償されている。なるべく買い物をせず、倹約に努めほどほどの生活に我慢する。デフレでどこが悪い?!」

"古い左翼"を自認する御仁でさえこうなのだから、世の少なからざる"リベラル"が如何ばかりかは察するに余りあります。


ここのコメント欄にも「火の玉教授」(自然現象についても、なんでもかんでもプラズマのせいにしてしまう解釈に首を傾げさせられる御仁ですな)と似たような「デフレ万歳」論をかましたコメンテーターがいました。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20161026/1477439307#c1477466288

id:axfxzo 2016/10/26 16:18

齟齬というか、錯誤というかでしょうね。
巷間、左派メディアと目されているTBSなんてのはその看板番組、23のあいつなんかが財政再建、均衡財政論者ではなかったっけ?
ここに記されているピケティとかのアチャラの権威付けで、ヤットコサそれっておかしくね?とやれる始末だしね。
眼前にある格差、社会(経済的な)不安を払拭させることが公共政策だと思うのですが、と、おそるおそる(笑)不満を述べておきますか。
まあ、具体的に記せばリピートになるから止めておく。
思うのだが、経済面でも『右寄り』な奴等というのは、やたら卑近で分かりやすいイメージ、発信力みたいなものがあるとも添えておきましょうか。
奴等がなぜ強い、居丈高なのか?をこちら側も考えないといけないとも思いますね。とりあえずここまで。


星浩は2012年に朝日新聞の論説室を仕切っていて(論説主幹代行とかそんな肩書きでした)、早く「三党合意」を成立させよ、などと野田佳彦に発破をかけていたどうしようもない男です。またテレビ朝日報ステのキャスターだった古舘伊知郎も、何かと言えば財政赤字がどうの、と言ってました。

前にも書きましたが(というか星浩の悪口を含めていつも書いていますが)、長らく日本における「リベラル」の牙城だった朝日新聞の記者たちが昔から「保守本流」が大好きで、保守本流好みの「小さな政府」論になびきがちだったことの惰性が今日のていたらくを招いているんじゃないかと思っています。朝日新聞毎日新聞、TBS、テレビ朝日とどこも似たようなものですからね。

幸か不幸か朝日の「権威」は失墜しつつあることですし、日本のリベラルもいい加減ガラパゴス状態を打破しなければならないと思います。