kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

浜矩子、御厨貴、斎藤美奈子……

いやあ今週は参った。今年に入って月を重ねるごとに仕事が厳しくなって、ここ最近は『きまぐれな日々』はおろか、気軽に更新できるこちらの日記を書く時間もなく、それどころか本を読む時間さえもなく(おかげで、目標にしていた年間100冊読書の達成は12月にずれ込みそうだ)、この先も12月後半になってやっと暇ができる程度。それでも年末に望みがあるだけ恵まれている部類かもしれない。

で、3日遅れでコメントに反応する。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20161116/1479250951#c1479262047

id:axfxzo 2016/11/16 11:07

トランプ評で比較的辛口だったのは妖怪紫オババかな?
あの人、どうも私の直感、センスとは色々な意味で(笑)合わないのだが
それでもテレビでみた限りのトランプ評では厳しい部類だろう。
日曜早朝に久しぶりに見た…正しくはBGMの延長であったが…時事放談、紫オババさんがトランプ当選で
安倍晋三が喜んでいるだろうとしゃべりまくりだった。
TPPなんて仮に反故になっても代わりに大東亜共栄圏的なものを作りたがるのでは?とか、沖縄の基地負担発言も内心は喜んでいることだろうと、チンクチャ顔の司会者が些か困ったようなことを述べていた。
隣にいた佐賀県民進議員の影の薄さしか、後は記憶していない。

トランプが仮に日本のメディアが表向き期待するようなただの人になってしまうと、彼の政治生命はおしまいであろう。だからできること、マストなこと(移民政策など)からコツコツと暴言公約をやらないと成り立たない。おそらく、イメージとしては石原慎太郎二割増しくらいの振る舞いか?恐ろしいことである。

珍しく東京新聞を買ったが、これまた珍しく(笑)斎藤さんのコラムに部分的ながら賛成してしまった。
…暴言王たる人物を四度も知事に選んだ東京都民は米国民より上?
という指摘だ。
斎藤さんの場合はその先が愚劣だったわけだが(笑)、それでもこれくらいの基礎的な認識はあるわけだ。
そしてこのコラムに欠けているのは小泉、橋下、石原まで記しておいて現在進行中の小池百合子と彼女に追従するマスコミへの言及の欠落である。トランプに警戒しててめえの国に蔓延るトランプ的な奴等にはリスペクトするマスコミ。それこそトランプの決め台詞を思い出す。ワシントンをマスコミと変えれば使えるかもね?と、書きながらもカオスめいたものに気づく。
ないまぜなんだよな、根底が糞なものが目先の悪を叩いて人々を騙す有り様、か。


TBSの『時事放談』って、むかし細川隆元藤原弘達がやってたころから、保守派や右翼のご老体による言いたい放題のイメージがあって、それは今も変わらないんですが、司会の御厨貴なんていかにも細川・藤原の劣化版という感じのつまらない保守人士ですね。番組名でググると、最近朝日新聞の紙面批評をしている小島慶子が局アナの頃にアシスタントをやってたらしいです。今はかつてNEWS23のスポーツコーナーに出ていた出水麻衣が昨年からアシスタントをやっているようですが、時事放談でこの人の顔を見た記憶は一度ありません。それどころか、民主党への政権交代後は一度も見た記憶がなく、この日記で引用文以外で最後にこの番組の名前が出てきたのは2009年4月19日でした*1。そんな番組に浜矩子が出ているとは、彼女ももはや「上がりの人」だってことなんでしょうかね。10年前くらいだったか、今年亡くなった加藤紘一がこの番組で「日本会議」を名指して批判した時の放送をたまたま見ていましたが、今頃『時事放談』で言ったってあとの祭りだよなあ、と思ったものです。

早朝、TBSテレビの「時事放談」をつけたら、寺島実郎加藤紘一が出演していた。
従軍慰安婦の問題が、ワシントン・ポストニューヨーク・タイムズに批判されたことについて発言した。
大意は下記の通り。記憶に基づいて書いているので、この通りの表現ではない。

韓国人社会がアメリカで力を強めていて、そのロビー活動が効いたのだろう。しかし、かつて日本政府は河野談話を発表したばかりではなく、アジア女性基金も設立して責任を認めている。それなのにああいう発言をして批判を浴びたのは、安倍首相の資質に問題がある。
従軍慰安婦(は存在しなかったという主張)については、「日本会議」(加藤は「にほんかいぎ」と発音した)というのがあって、安倍さんも参加しているし、下村さん(下村博文内閣官房副長官)が事務局長をやっている団体だが、その人たちの信念になってしまっていることだ。

この加藤の発言は、早朝の番組とはいえ全国ネットの電波媒体で「日本会議」について語られたという点だけでも注目に値する。日本会議は、マスコミの「タブー」となっていたが、最近では毎日新聞の一面や朝日新聞の社説に名前が載るなど、少しずつ論議の対象になりつつあるが、その一環と見て良いだろう。(後略)


加藤紘一が早朝番組でとはいえ「日本会議」の危険性を警告してから「日本会議」本がブームになるまでに、実に9年の歳月を要したわけですが、それはともかく。

斎藤美奈子に関しては、小池百合子の批判などできるはずもありません。この女、なんと音喜多(おときた)駿と対談して意気投合してましたからね。どうしようもないな、この女は、と私は完全に匙を投げています。石原批判については、落ちぶれたとはいえ斎藤にもその程度のことくらいは言えるんだろうよ、としか思いません。浜矩子のトランプ批判もそれに近いですが、私の悪感情は斎藤美奈子に対しての方が浜矩子に対してよりもさらに強烈です。だって、斎藤は新自由主義者の権化みたいな音喜多駿にすり寄ってますからね。最低です。


以上、勝手に実名表記に変換した上に、余計な感想を書き加えてしまいました(笑)。