kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

靖国もニセ科学も両方ともカルト。どちらも断固として拒絶すべし

私はTwitterFaceBookもやらないものだから、今年などネットの右や左の人たちの熱心な議論にすっかり疎くなってしまった。数日前以来「ナノ純銀除染」の件に首を突っ込んだことがきっかけで、やっとこさ菊池誠にまつわる議論を知った。

具体的に書き始めようとしたが、長々と書くのも労多くして功少なしだと思い、書き始めた文章をばっさり削った。ここでは今朝私がつけた2件のはてなブックマークコメントを示す。

kojitaken 菊池誠は「靖国とカルトの二択なら靖国を選びます」なんて言ってるけど、冗談じゃない。靖国だってカルトじゃん。カルトとカルトのどっちを選ぶかって、そんなのどっちも選んじゃダメだよ。どっちもカルトなんだから


http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/kikumaco/status/810801136290578432 より

kojitaken 菊池誠が叩かれてる理由がやっとわかった。菊池誠は人文科学・社会科学的なカルトをカルトと認定できず、結果的に助長してるから叩かれてるんだ。でも左翼が自然科学的カルトを認定できないのも同じくらい危険だよ。


何も靖国ニセ科学の2人の候補者による選挙をやってるわけじゃないんだから、「靖国ニセ科学の二択」などという問いにしないで、「靖国ニセ科学も批判する」で良いはずだ。両方ともまぎれもないカルトなのだから、断固として両方とも拒絶すべきであろう。

話が変わるが、カルトに絡む話題では、かつて『しんぶん赤旗』がカルトと認定した「親鸞会」の元幹部・柴田未来を参院選石川選挙区で民主党(当時)と社民党が担ぎ、「野党共闘」によって共産党と生活の党(当時)がこの候補を支援した件について、一時期『ほぼ日刊カルト新聞』が批判のキャンペーンを張り、菊池氏を含む「反ニセ科学」の人たちからも批判されたようだ。この件は、例えてみれば共産党統一協会とズブズブの室井邦彦田中康夫勝谷誠彦らとも仲が良い)を支援した(もちろんこれは現実ではなく仮想の話。室井は現在日本維新の会所属の参議院議員)ような話だから、批判されて当然だとは私も思う。但し、元幹部を担いだのはもともと民主党(現民進党)と社民党だから、民進・社民両党のカルト体質とそれにすり寄る共産党(と生活の党=現自由党=)という観点から批判されるべきだ。たとえそれが「野党共闘」のタブーに抵触するとしても。

私は、リベラル・左派の間で「野党共闘」批判がタブーになっていること自体が最大の問題点で、「『野党共闘』タブー」などもってのほか、そんなものが存在してはならないと思う。「野党共闘」批判は、何も野党共闘を止めろという意味ではない。共闘に妥協が必要なのは当たり前だが、妥協してはならない点については断固妥協してはならない(ダメなものはダメ)という立場からの強い内部批判によって鍛えられない限り、「野党共闘」は強靱なものには絶対ならない。同調圧力に支えられた「共闘」など簡単に崩壊するだろうし、それ以前に有権者の支持が得られず選挙に勝つことすらできないだろう。

野党共闘」の4文字を水戸黄門の印籠みたいにして批判を封じてしまう今のあり方は絶対に間違っている。これでは安倍晋三の意向を忖度する自民党議員を笑えないし、与党も野党もろくでもないと有権者が感じた場合、選択されるのは決まって与党だ。このことを、野党及びその支持者、それに無党派であっても反自民・反安倍の立場の人間(私もその一人)は肝に銘じる必要がある。