昨夜(15日)、東京の民進党の旧民主系と旧維新系が合流して作る会派の名前から「民進」を外すことについて、名前に「小池」か「百合子」でも入れたらどうだ、と書いたのだが、間抜けなことに一昨日(14日)、新会派名は既に発表されていた。われながら「情弱」もいいところなだと苦笑した次第。例によって『広島瀬戸内新聞ニュース』経由で知った(記事本文ではなくタイトル)。
「トランプ安倍」への対抗策は「クリントン小池」に抱きつくしかないのですか?東京民進党・・新会派名は「東京改革議員団」 : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2017年2月16日)
今の日本政界は
1,安倍自民党=労働貴族(化学総連、本音では連合の企業労組総体)+田舎お金持ち=トランプ的
2,小池知事=都会のグローバル・インテリ=ヒラリー・クリントン的
が人気を二分しているように思えます。
しかし、圧倒的多数のグローバルインテリでもない、労働貴族でもない、田舎のお金持ちでもないフツーの労働者・市民の利益を代表する勢力が弱い。
企業主義・家族主義のセーフティネットを改め、個人主義のセーフティネットにする。
それが、緊急の課題でした。産業構造の変化が激しくなり、非正規も増え、終身雇用も非現実化する中で、ここが本来、もっと可及的速やかに取り組まれるべき課題です。
本来、小沢一郎〜鳩山代表の時代の民主党が、そうした傾向の政策を掲げていました。
しかし、政権に就いた後、官僚に敗北し、ぐだぐだになってしまったのです。
いま、もういちど、圧倒的多数の労働者・市民のための政治勢力を再興することが必要です。
アメリカで言えばサンダース、欧州で言えばスペインのポデモスやイギリスのコービンです。
野党共闘は頼りない。しかし、それでも、そういう方向での法案を共同で提案するなど、一定の頑張りが見られるし、市民も野党共闘のそういう部分を応援していかなければならないと思います。
ところが、今の民進党、特に東京の民進党は、小池さん=都会のグローバルインテリ党=日本版ヒラリー・クリントンに完全に抱きついてしまいました。
都議会:民進党の2会派合流 「東京改革議員団」を結成 - 毎日新聞
毎日新聞2017年2月14日 20時13分(最終更新 2月14日 21時14分)
7月の東京都議選に向け、旧民主党系の都議会民進党(14人)と旧維新の党系の民進党都議団(4人)が14日、合流して新会派「東京改革議員団」を結成した。新会派は自民党(57人)、公明党(22人)に次ぐ規模になる。国政で民主と維新が合併した後も、両会派の合併は政策の不一致を理由に見送られてきた。幹事長に就任する尾崎大介都議は都庁で記者会見し、会派名に「民進」を使わなかった理由について「幅広く会派への合流を呼びかける」ためと説明。地域政党の生活者ネット(3人)と2人の無所属議員にも合流を呼びかけているとした。
小池百合子知事の政治姿勢については「大変共鳴している。連動して私たちもしっかり議会改革をしていきたい」と話し、連携に前向きな姿勢を示した。【柳澤一男、円谷美晶】
(毎日新聞より)
ふざけるな、東京の民進党!
「東京カイカク議員団」って何だ! コイズミカイカクの再来かよ!
生活者ネットの3人は絶対にこんなのに合流なんかするな!
「カイカク」なんかもう、真っ平御免だよ!!!
しかも、当の小池百合子サマは(東京の)民進党や「小公民の連携にちょっとワクワク」している「リベラル」(都会保守)ブロガーらの熱い期待につれないご様子なのだ(笑)。