kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「お飾り」などではなく能動的に動いていた、とんでもなく「どす黒い天然」安倍昭恵

「もったいない学会」に関する安倍昭恵(を経ての安倍晋三)の8千万円の口利きの件を知ったのは一昨日(3/18)だが取り上げ損ねていた。今朝(3/20)、リテラの記事が公開されていたのでこれを引用する。

昭恵夫人から安倍首相への口利き疑惑に新たな証言!「夫人に頼んだら首相から連絡が入って8000万円の予算が…」|LITERA/リテラ

昭恵夫人から安倍首相への口利き疑惑に新たな証言!「夫人に頼んだら首相から連絡が入って8000万円の予算が…」
2017.03.20

 森友学園問題では、安倍首相からの100万円の寄付金がクローズアップされているが、この疑惑の核心は国有地の不正取引と小学校設置認可をめぐる口利き問題だ。その口利きをめぐっては様々な政治家の名前があがっているが、永田町で根強くささやかれているのが、安倍昭恵夫人から安倍首相へのルートだ。

「口利きは複数あったと思われますが、昭恵夫人から安倍首相へ直接の働きかけがあり、首相が迫田(英典)理財局長を動かしたのがもっとも強かったのではないかといわれていますね」(全国紙政治部記者)

 実は、それを間接的に裏付けるような動画が、先週金曜日夜くらいからネット上で話題になっている。何かのシンポジウム会場で、白髪まじりの男性がプロジェクターを指し示しながら講演をしているのだが、男性はこんなことを語るのだ。

「外務省の役人は、なかなか理解してくれなくてですねえ。
えいやとばかりに、先ほどの理事長と私が、安倍夫人とこに行きました。安倍夫人に、首相官邸に行きまして。そしたら、安倍夫人が会ってくれましてね、聞いてくれました。あの人、すごいですね。その晩に、首相と話をしてですね、首相からすぐ連絡が入ってですね、ぐぐぐっとまわって、今年予算つきました。8000万円もらいました。それで、今年この2つの村に入りました。あのご夫婦のホットライン、すごいですね」

 外務省の役人は理解してくれなかったが、首相夫人に会って話したら、首相に話してくれて、8000万円もらえた――。これがもし事実なら、明らかに昭恵夫人の首相への口利きではないか。

 この発言が飛び出したのは、今年2月11日に京大でおこなわれた「もったいない学会」と「縮小社会研究会」の合同シンポジウムでのこと。このセリフを話しているとみられるのは、公益社団法人「日本国際民間協力会」で理事をつとめる京大名誉教授だ。

 この日、この公益社団法人理事は「アフリカにおける勿体ない実践成功例」というテーマで、ケニアに「エコサントイレ」という環境にいいトイレを広める事業について語っていたのだが、このエコサントイレの活動を外務省は理解してくれず、補助金かなにかの協力をなかなか得られなかったらしい。それで思い切って、首相夫人である昭恵夫人に会いに行き話をしたところ、その晩に首相に話をしてくれて、すぐに首相から連絡が入り、最終的に8000万円の予算がついた、といっているのだ。外務省と交渉してもNGだったものが、昭恵夫人に話したら、一晩で8000万円の予算がついたというのである。

 日本国際民間協力会のホームページで公開されている、2013年度から2015年度までの決算報告書、2016年の事業計画・予算には、この「外務省からの8000万円」に当たるものは確認できないが、今年2月に「今年、予算がつきました」と話しているので、現段階ではこうした書類に反映されていないということなのだろうか。

 仮に8000万円もの予算が、昭恵夫人の鶴の一声で決まってしまったのだとしたら、民主主義国家としてあり得ないことだろう。外務省の予算というのは言うまでもなく、国民の税金である。エコサントイレ事業の良し悪しの問題でなく、どのような事業にどれだけ税金が投入されるかは、公正に審議されるべきものだ。首相夫人個人が、「親しいから」「頼まれたから」「感動したから」などという理由で、決められていいはずがない。

 政府は14日「首相夫人は公人でなく、私人である」とするとんでもない答弁書閣議決定したが、これでも私人だなどと言い張るのだろうか。あるいは私人だというなら、それこそ韓国のパク・クネ前大統領とチェ・スンシル被告と同じく、私人による政治介入ではないか。

 同様のことが森友学園でも行われた可能性は十分あるだろう。実際、昭恵夫人が日常的に役所に圧力をかけていることが明らかになっている。「週刊新潮」(新潮社)3月23日号では、第二の森友学園といわれる加計学園獣医学部新設認可や、安倍首相の遠戚である斎木陽平氏が代表を務める団体が主催する全国高校生未来会議への支援について、昭恵夫人から文科省へ要請があったことを文科省関係者が明かしている。

 しかも、このエコサントイレ問題で明らかになったのは、こうした口利きに安倍首相自身も関与しているという可能性だ。動画によると、昭恵夫人の口利きを明かした京大名誉教授は、「その晩に首相に話してくれて」「すぐに首相から連絡が入って」と語っている。 

 森友学園の名誉校長や100万円寄付の件に関して、安倍首相や官邸は「首相の関知しないところで、昭恵夫人が勝手にやったこと」というイメージ操作をしているが、本当にそうなのか。

 日常的に行っていた安倍首相への口利き問題、さらに森友学園問題への安倍首相の関与を明らかにするために、昭恵夫人を証人喚問し徹底的に追及すべきだ。
(編集部)

(リテラより)

この件を有名にしたのは、3月17日に発信された下記Tweet。私はその翌日に知った。つぶやきの主は「知人に教えられた」と書いているので、その「知人」の方が発見者ということになる。

https://twitter.com/cnvvlty/status/842707732641857538

tomo san #日本土人
@cnvvlty

もったいない学会 & 縮小社会研究会関西シンポジウムのひとコマ・・・これがまさか #アッキード事件 と繋がろうとは(笑) 知人から教えられたのだが、映像の33分あたりに安倍昭恵さんご登場! 8000万円を鶴の一声でゲッツ!とか。 

5:02 - 2017年3月17日

YouTubeの動画はなぜか削除されてしまったが、他の媒体で動画を確認できる。面倒なのでリンクは張らないが。

「もったいない学会」の京大名誉教授は松井三郎さんとおっしゃる方だが、松井名誉教授には特に日本会議だの森友学園だとのかかわりはないようだ。もちろん松井一郎の弟なんかではない。しかし安倍昭恵(を通じての安倍晋三)の口利きは見逃せない。

安倍昭恵皇后にお話しすると、安倍晋三陛下から電話があり予算が付く! : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2017年3月18日)

「安倍夫人におはなししたら、夜に首相からすぐ連絡が入って、回り回って今年予算が付きました。」
「もったいない学会」の動画33分過ぎからです。松井三郎・京大教授が、さらっとですが、安倍昭恵さん(安倍総理の妻=安倍ジャパン皇后陛下)の口利きで予算が付いた、とおっしゃいました。

(動画へのリンクが張られているが現在リンク切れ=引用者註)

安倍昭恵さんって「私人」ということで閣議決定されたのでしたよね?
その私人がこんな権限を持っているとは?!
そもそも、こういうことって、「陳情した当事者」にとっては「いい人」ですが、「国民全体」からみたらどうなんでしょうか?
国会など正規のルートを通さずに、こういうことが、積もり積もっていけば、結局、総理のお友達ばかりが良い思い、という政治になるのではないか?
そのことが大問題なのです。

本当にその通りだと思う。

ところで少し前まで、私は安倍昭恵とは単なるお飾りで、どうせ安倍晋三の意のままに動いているだけだろうと思っていたが、全くの間違いだったようだ。それに気づかされたのは、野党議員4人が籠池邸を訪ねている最中に籠池諄子の携帯が安倍昭恵からのメールを受信したという一件だ。これは動かぬ事実なので、安倍晋三も国会答弁であっさり認めた。

しかも加計学園獣医学部新設認可や全国高校生未来会議への支援でも安倍昭恵が能動的に動いていたようだ。

とすると、リテラの記事の最初の方で大手新聞社の記者が言ったとされる

昭恵夫人から安倍首相へ直接の働きかけがあり、首相が迫田(英典)理財局長を動かした

疑惑は極めて濃厚であると言わざるを得ない。

なにしろ、事件の渦中にある籠池諄子にお見舞いのメールを送るほど安倍昭恵森友学園に入れ込んでいるのだ。野党議員の来訪中に堂々とメールを送るとは、信じ難い「天然」ではあるが、昭恵は天衣無縫の天使とは対極に位置する「どす黒い天然」といえようか。

やはり森友学園事件は文字通り「アッキード事件」だった。そう強く思わされる。安倍昭恵自身の責任はきわめて重いと考えなければならない。もちろん安倍晋三や迫田英典も共犯というよりは共同正犯とみるべきだろうが、アッキード事件財務省ルートの主犯は安倍昭恵本人だったのではないかとの心証を強く持つに至った。

しかもこの件が発覚したあとも安倍昭恵はあちこち飛び回っているにもかかわらず、アッキード事件に関する説明責任は一切果たしていない。

野党やメディアは安倍昭恵の証人喚問を強く要求すべきだ。少なくとも安倍昭恵を今のように黙ったまま放置することは絶対に許されない。

さて、安倍昭恵の正体が徐々にわかってきたところで、過去のこの女の行状に関する疑惑も浮上してくる。

たとえば、自らが騙した三宅洋平と一緒に沖縄の高江に行った時、安倍昭恵は当然役人を同行させていたはずだ。彼ら(安倍昭恵と役人)は高江でいったい何をしていたのか。

この「どす黒い天然」のなした悪行も、森友学園加計学園の件などとともに、今後明らかにされていかなければならない。