kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

森友学園事件で安倍夫妻の「パシリ」として働いた大阪8区選出自民党衆院議員・大塚高司の行状がひど過ぎる(呆)

昨日(4/28)の鍵コメ情報第4弾。産経が詳報した民進党籠池泰典へのインタビュー記事からの抜粋だが、この記事に登場する初村滝一郎大塚高司という2人の人間(片方は安倍事務所勤務、もう一方は自民党衆院議員)がなかなか興味深いので、タイトルを変えた。まず鍵コメ情報より。2件とも産経の記事からの抜粋だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170428-00000530-san-pol(産経)

私だけでなく家内の方から、女性同士ですから、私はたかだか2、3分で終わる話だが、家内の場合は1時間、2時間ほど携帯電話で話をしているので、その中で今の状況についてはこうなんです、ああなんですという話は必ず入っていた。

 それと、名誉校長を退かれたとき、平成29年2月23日、これは安倍事務所、議員会館の中の議員事務所から発信されたファクスが届いていた。ちょうど財務省の理財局長から身を隠しておいてくださいということがあったので、身を隠していた23日昼過ぎ、初村さんという秘書から連絡があって、非常にこわもての声で下ろせというようなことだった。ファクスで流しているので今日中に顔写真すべて外せということだったのでそのようにした。

 ファクスの番号はすべて私どものファクス機の中の記録に残っているので、これは確かだろうと思っている」

 宮崎氏「国会議員がお願いしたというのは」

 籠池氏「2月21日、(自民党)国対副委員長であられる豊中市選出の大塚高司議員が秘書の方と来られた。私は留守でお会いできなかった。その次の日に秘書の方が来られて、昨日は当人と来たが、内容は、今このような国会を騒がしているので何とか安倍昭恵夫人の写真を外してほしいというお願いだったが、それはなかなかできにくいですねというふうな回答をしてお帰りいただいたということ」


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170428-00000533-san-pol(産経)

《続いて質問したのは福島伸享衆院議員。国有地の定期借地契約に関し財務省側から「値段にはストライクゾーンがある。高い方は2700万円、低い方が2100万円」という賃料の提示があったとする籠池氏の主張に関連し、次のように尋ねた》

 福島氏「相手方が誰だったか。昭恵夫人とは何回くらい電話したか。『8億円も下がったのは神風』といったことをおっしゃっていたと思うが、『神風』ではなく、学園側から『8億円下げろ』と言っていたのではないか」

 籠池氏「『ストライクゾーン』のことですけども、これは近畿財務局のマエニシさんという前任の統括官でありました。昭恵夫人との電話の内容というのは、電話の回数というのは、私よりも、家内との回数がやっぱりすごく多いですね。私は3分ぐらいで終わりますが、家内は2時間、1時間…」

 《議員たちから失笑が漏れる》


実は上記の産経記事2件については、既に例の「アブナイ」ブログが産経記事の全文を引用しているようだ*1。但し当該*2記事でもブログ主は安倍昭恵の喚問を要求していない。

下記の引用文の中では、森友学園のサイトから何の前触れもなしに名誉校長・安倍昭恵の画像が忽然と消えた2月23日のいきさつが興味深い。籠池がアパホテル(笑)に身を隠していた2月23日(安倍昭恵の画像が消えた当日だ)、安倍事務所の「初村」という「こわもての声」の持ち主が、「安倍昭恵の画像を下ろせ」と強圧的に命じたもののようだ。また、その2日前には大塚高司という自民党議員が秘書を伴って安倍昭恵の画像を外してくれとお願いに上がったが、籠池が拒否したとのこと。

初村滝一郎

初村 滝一郎(はつむら たきいちろう、1913年(大正2年)11月5日 - 2005年(平成17年)7月30日)は、日本の政治家。自由民主党参議院議員長崎県出身。長崎県立五島中学校卒業。衆議院議員初村謙一郎は長男。孫は同姓同名の『初村滝一郎初村謙一郎長男)』。日韓トンネル研究会顧問を務める。勲一等旭日大綬章受章(1992年)。

来歴・人物

長崎県議会議長を経て1970年(昭和45年)、参議院議員補選に長崎県選挙区から立候補し、初当選。1992年(平成4年)に引退するまで4期22年務めた。1981年(昭和56年)11月から1982年(昭和57年)11月まで鈴木善幸改造内閣で労働大臣を務めた。

2005年(平成17年)7月30日、急性心不全のため長崎県諫早市内の病院で死去。享年93(91歳没)。


なお、初村滝一郎の父にして初村滝一郎の倅である初村謙一郎は、なんと細川護煕の側近だった(呆)。安倍晋三と生年が同じだが早生まれなので安倍よりも1学年上で、初当選(1993年)は安倍と同期だが、42歳にして早くも国政の場から姿を消した。だから「こわもての声」の持ち主・初村滝一郎(孫)はまだ若いはずだ。おそらく、ろくでもない「世襲政治家の卵」だろうと推測される。

初村謙一郎

初村 謙一郎(はつむら けんいちろう、1954年(昭和29年)2月19日 - )は、日本の政治家(元衆議院議員)。長崎県出身。父は元参議院議員初村滝一郎

経歴

1976年明治大学政経学部卒。1979年南カリフォルニア大学大学院修士課程終了。1984年より長崎県議会議員を2期務め(自民党)、1990年(平成2年)の総選挙に長崎1区から自民党公認で立候補し、落選。1993年の総選挙に日本新党から立候補して初当選。細川護煕の側近として活動し、翌年新進党の結成に参加した。

1995年の参院選に際しては、後にオレンジ共済組合事件を引き起こす年金党友部達夫から巨額の政治資金を受け取り、その見返りとして友部を比例区の名簿に上位登載者として登録した。

1996年(平成8年)の総選挙で長崎2区から立候補したが、自民党久間章生に破れて落選した。


また、大塚高司という奴はもっと凄い。こいつ、もともとは「小泉チルドレン」で、「政権交代選挙」で惨敗して議席を失い、安倍晋三が政権に返り咲く結果を招いた2012年の衆院選でも選挙区では負け、2014年の衆院選でやっとこさ選挙区(大阪8区)で勝った人間らしい。こいつの場合、その選挙の弱さもさることながら、不祥事の類が凄いのである。

大塚高司

大塚 高司(おおつか たかし、1964年9月11日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(3期)。国土交通大臣政務官内閣府大臣政務官第2次安倍改造内閣)。

来歴

大阪府豊中市に生まれ、摂陵高等学校(現・早稲田摂陵高等学校)、追手門学院大学経済学部を卒業後、坪井一宇・原田憲谷川秀善の秘書を務めた。2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙に大阪8区から出馬し、民主党現職の中野寛成を破り初当選。

2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙公明党の推薦を受けて出馬したが、前回破った中野に敗れ、比例復活もならず落選。

2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙公明党の推薦を受けて出馬。日本維新の会木下智彦に敗れたが、比例復活で国政に復帰した。

2014年9月4日、第2次安倍改造内閣国土交通大臣政務官に任命され、翌月3日、兼ねて内閣府大臣政務官に任命された。2014年12月14日の第47回衆議院議員総選挙では大阪8区から出馬し、前回敗れた木下を下して3選(木下は比例復活)。

政策・主張


政治資金問題

外国人からの献金

パチンコ店を経営していた外国人から献金を受けていたことが判明した。献金額は、2007年に30万円、2008年に60万円、2009年に25万円と3年間で合計115万円だった。大塚は取材に「週刊誌からの指摘で確認し、すぐに返金した」と述べた。

政治資金収支報告書不記載

大塚が支部長の「自民党大阪府第8選挙区支部」が、2012年2月末に開いた「早春を楽しむ集い」の収入を、収支報告書に載せていなかったことが判った。支出は豊中市の商工会議所の会場費や菓子代、女優の講師代など計6万5千円分の記載があった。大塚の事務所は、後援会の女性部の会合で「参加者一人あたり500円を徴収した」という。

徳洲会関係

公職選挙法違反容疑で幹部6人が逮捕された医療法人「徳洲会」グループのファミリー企業で、逮捕された幹部であった徳田虎雄の次女が最近まで社長だった大阪市北区の会社から100万円の献金を受けていた[10]。大塚の事務所は「全額返した」としている。

妻経営業者への政治資金支出

しんぶん赤旗によれば、大塚が代表を務める「自民党大阪府第八選挙区支部」が2013年に、「土産物代」などとして、大塚の妻が運営するフレーバーティー販売業者に約175万円を支出していた。

不祥事

傷害容疑での書類送検

2014年10月15日、衆院国土交通委員会で、自身が昨夏に知人女性を殴り、傷害容疑で書類送検されたことについて「プライベートな事項とはいえ深く反省しており、被害女性に大変申し訳なく思っている」と陳謝した。大塚は政務官就任前の昨年8月、大阪市内で飲食店従業員の知人女性を殴り、軽傷を負わせた疑いで大阪府警書類送検されたが、女性が被害届を取り下げ、不起訴になった経緯が既に明らかとなっている。「女性には直接謝罪した」と説明する大塚に対し、委員会で質問した民主党後藤祐一は、「女性は謝罪を受けていないと話している」などとしたうえで、「暴行事件を起こす方を政務官にすることはいかがなものかと思う」と指摘している。この問題について、内閣官房長官菅義偉は、「政府とすれば、そうしたことはあってはならないことは当然のことだ」と強調したうえで、政務官としての適性については「本人が反省したうえで、その後も政治活動をきちっとやられているというふうに報告を受けている」と述べている。


最後の傷害容疑の件に関して、3年前の『週刊朝日』の記事がみつかった。

DV自民党衆院議員に元愛人が“辞職勧告”
(更新 2014/10/ 9 07:00)

 現職国会議員の元愛人女性が衆院議長に議員の処分を求める「異例の事態」が起きた。女性は議員の暴力でケガを負い、警察が書類送検する騒ぎに。さらに、株取引の「隠れみの」にされそうになったと不信感を募らせ、直訴に踏み切る。

 渦中の人は、自民党大塚高司衆院議員(50)。2005年に大阪8区(大阪府豊中市)から初当選した「小泉チルドレン」だ。今年9月の内閣改造で国土交通政務官に起用された。

「私は、大塚議員から暴行を受けた者です」

 衝撃的な書き出しの陳情書を出したのは、大阪・北新地のクラブで8月までホステスだったA子さん(41)。切れ長の目が印象的な長身の美人だ。伊吹文明衆院議長宛ての陳情書には「国民の代表者である大塚代議士に、何らかの処分を求めます」と書いてある。

 二人の関係が始まったのは11年12月ごろという。クラブに客として訪れた大塚氏はA子さんと親密な関係になり、大阪市内のA子さんのマンションに通うように。日曜日にA子さん宅に泊まり、翌朝の新幹線で上京する日々だったという。

 事件はそのマンションで起きた。昨年8月21日未明、エレベーター内でA子さんと口論になった大塚氏は「見事なまでにぶん殴った」(自民党関係者)。軽傷を負ったA子さんは大阪府警に被害届を出し、府警は大塚氏を傷害容疑で書類送検した。

 今年1月、大阪地検は大塚氏を不起訴処分にした。昨年9月にA子さんと「一切の出来事について解決済み」という合意書を結んだからだ。A子さんは300万円を受け取ったという。

 だが、これには裏がある。A子さんによると、大塚氏の妻から暴言を投げかけられ、代理人弁護士は勤務先に解雇するよう求めたという。「仕事を失うと思い、大塚さんたちが謝罪するという約束で、泣く泣く被害届を取り下げたんです」(A子さん)。それから1年余り、大塚氏側から謝罪の言葉はないという。A子さんは代理人弁護士を提訴した。

 さらに、A子さんはこう語る。「大塚さんは私に株取引を勧めました」

 A子さんによると昨年5月17日夜、大塚氏はクラブに来店し、数枚の資料を渡した。その前日、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に野党議員が提出したもので、大塚氏も出席していた。

 資料には、再生医療関連の記事のコピーなどが載っていた。医療機器大手の「テルモ」と走り書きがあり、大塚氏はこの株を買うよう勧めたという。A子さんは、購入資金は大塚氏が用意すると受け止めた。

「以前から、『株を買ってこづかいにしたい』『俺が情報を持ってくるから』と言っていました。私は大手証券会社に口座を開いて準備しました」(A子さん)

 ちなみに、テルモの株価は同年5月16日の終値で2615円。22日には一時2795円の高値を付けた。

 国会議員の株取引は禁じられていないが、本人や配偶者らは取引した銘柄や取引日などの報告が義務づけられている。愛人のA子さんは対象外のため、「報告逃れ」と取られかねない。

 結局、A子さんは株を買わなかった。その前後からたびたび暴力をふるわれ、不信感があったからだ。直後の6月には、A子さんは大塚氏からこんなメールを受け取っている。「ひっぱたいてゴメンやで」

 自民党関係者は「ふだんは紳士なのに、酒を飲むと豹変(ひょうへん)して女性を口説く」と証言する。2日、国会に現れた大塚氏を直撃すると、「プライベートなことなのでお話しできません」とだけ答え、立ち去った。

週刊朝日  2014年10月17日号


いやあ、これは凄い。

少し前に菅野完が、大阪の自民党についてこんなことをつぶやいていた。

https://twitter.com/noiehoie/status/835646963072679936

菅野完‏
@noiehoie

小池都政は、初期橋下府政を忠実にトレースしとる。きっと、10年後、東京は今の大阪みたいになってる。
10年後の東京が見たかったら、今の大阪に来るといい。

そして。大事なこととして。

30年前の、古く美しい自由民主党を見たければ、大阪に来ればいい。

大阪の自民党はかっこいい。

16:25 - 2017年2月25日

前にも批判したことがあるかも知れないが、私はこのつぶやきの前半(青字ボールドにした部分)には同意するが、後半の赤字ボールドにした部分には全く同意できない。菅野完の主張が誤りであることを証明する鮮やかな反例が、上記の大塚高司だ。

こんな人間を選挙区当選させる大阪8区(豊中市)の有権者って、一体何を考えてるんだろう。しかもこいつは多くの人が想像するであろう細田派(清和会)ではなく額賀派の人間だ。つまり、自民党が腐っているのは何も清和会に限らず、自民党全体が腐り切っているということだ。

唖然、呆然とするほかない。

*1:http://mewrun7.exblog.jp/25732458/

*2:「当該」は官僚用語らしいが、この日記でもしばしば用いている。私は役所に勤めたことは一度もないが、記事を書くのに便利な言い回しなので使うことがある。