kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

安倍晋三・小池百合子・蓮舫の「驕り」と予想される末路

安倍晋三はもともとおかしいが最近ますますおかしくなった。

先日は、産経の「正論」の名を冠した極右の講演会のために神戸に出向いて、「日本中を獣医学部だらけにしてやる」と言わんばかりの発言をして、それが話題になると「あまりにも批判が続くから、頭に来て言ったんだ」とコメントした。

かと思えば、同じ講演会で「次の臨時国会が終わる前に衆参の憲法審査会に自民党憲法改正案を出す」と突然言い出した。


2件とも、自民党には何も諮らず、自民党議員たちには「寝耳に水」だったらしい。

このニュースを聞いて、やっとこの政権の終わりが見えてきたなと思ったのは私だけではあるまい。

安倍晋三はもっとずっと政権を長く続けることができそうだった情勢に驕りに驕った言動を続けてきたが、「籠池の乱」には動かなかった世論も、「前川の乱」やそれに絡んだ読売新聞の謀略報道事件や官邸の意を受けたと思われる山口敬之の準強姦罪もみ消し疑惑などが相次いだことによって、ついに内閣支持率が目に見えて下落し、安倍が焦り始めたということだろう。今後は自民党内にも変化が表れる可能性がある。

その安倍と水面下で手を握っているのではないかと私が疑っている東京都知事小池百合子の支持率も、ようやく目に見えて下落した。と言ってもまだ支持率は59%もあるが。

http://www.asahi.com/articles/ASK6R4W7QK6RUZPS002.html

小池氏支持率、下落59% 朝日新聞社都民調査
石井潤一郎
2017年6月26日05時04分

 朝日新聞社は24、25両日、東京都内の有権者を対象に電話による世論調査をした。小池百合子都知事の支持率は59%で、6月3、4両日の前回調査の70%から下落した。7月2日投開票の都議選に向けて現時点の投票先を尋ねると、自民党と、小池氏が率いる都民ファーストの会がともに25%で並び、都議会第1党を競り合う構図がうかがえる。

 調査は4月1、2両日と6月3、4両日に続いて3回目。小池氏の1回目の支持率は74%で、下落が続いている。不支持率は1回目から15%、13%、21%と推移している。

 支持理由は「改革の姿勢や手法」が44%で最も多く、「これまでの知事よりもよい」が33%だった。男女別では、男性は52%、女性は65%が小池氏支持と答えた。

 支持政党別でみると、自民支持層(全体の28%)のうち、小池氏支持は53%で、1回目の78%、2回目の74%から下落した。無党派層(全体の45%)で見ても小池氏支持は56%で、1回目(73%)と2回目(64%)を下回った。

 都議選に向けて現時点の投票先を尋ねた質問では、自民と都民ファーストがともに25%で並んだ。これらの比率は獲得議席に直結するものではないが、ともに27%だった2回目と同じ傾向だった。「都議選に大いに関心がある」と答えた層(全体の40%)に限ると、都民ファースト31%、自民23%だった。2回目の調査では都民ファースト35%、自民15%だった。

 都議選への関心度は、2009年の都議選、13年の都議選の調査でも尋ねている。「大いに関心がある」と答えた人の割合は、09年は37%、13年は20%、今回は40%だった。実際の投票率は09年は約54%、13年は約44%だった。関心の高さから前回より投票率が上がる可能性がある。(石井潤一郎)

朝日新聞デジタルより)


あの「小池都知事公明党民進党の協力にちょっとワクワクした」ブログも、今のところ都議選をメインにした記事を上げていない。また、同ブログによくトラックバックしている某ブログ(そのブログ名からブログ主は「小沢信者」と推測される)も、昨年の都知事選終了後には「小池都知事誕生は政権交代と同じ」などと書いて大々的に歓迎していたが、今では「自民を潰し都民ファースト過半数も阻止して健全野党が都民のために働く議会の実現を祈る」などと書いている。

ただ、残念ながら小池の支持率はようやく落ち始めたところに過ぎない。しかも、自民党の支持率も同じように落ちているから、都議選における「都民ファ□ストの会」の躍進自体は不可避だろう。とはいえ、都ファ過半数獲得などというふざけた事態は回避できるかもしれない。しかし都ファの国政進出の脅威は都議選の都ファ躍進で強まるだろうし、民進党右派の議員などは「都議選で惨敗したら党を割って小池にくっつく」などと言っているらしいから、まだまだ国政の闇が続くことは覚悟しなければならない。蓮舫は、なぜいち早く小池百合子にすり寄った自分に、小池も仲間だったはずの民進党右派議員もなびいてくれないのかと嘆いているのかもしれないが、参院選東京選挙区における強さを自分の実力と勘違いして客観的な状況判断ができなかった蓮舫の自業自得だ。言い換えれば、蓮舫の驕りが現在の窮地を招いた。

同様に、安倍晋三の驕りが窮地を招きつつあり、さらに先には小池百合子も同じ道をたどるのではないか。自党の候補者にマスコミのインタビューへの勝手な答えを許さない独裁者・小池は、必ずや手痛いしっぺ返しを受けるであろう。