立憲民主が立てられない小選挙区は基本、共産か社民で良いじゃん : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2017年10月7日)より
立憲民主党(または立憲無所属)が出せない選挙区が多い、という声はある。
だが、立憲民主党が出せない小選挙区は基本、共産党と社民党で一本化しているから、共産または社民候補で良い。特に東京12区は、池内沙織(共産党)が太田昭宏(公明党議長)をうわまわることが大事である。
(民進党リベラル系支持者や民進党議員の個人的友人で当該議員が希望の党に行ってしまったので当該議員を応援することまでは、止めはしませんが。人間関係もあるでしょうから。)
(後略)
これは本当にその通りだ。
たとえば私の選挙区も典型的な「自民・希望(野望or絶望)」一騎打ちの選挙区だが、共産党候補が出るので、その人に投票することに決めている。
中には、こんなことを宣う御仁もいる。
https://twitter.com/yoniumuhibi/status/916443122049048581
立憲民主党、62の選挙区にしか候補者を立てないということは、選択肢を有権者に示したことにならない。62以外の選挙区の有権者は希望の党に投票しろというのか。ふざけたことを言うんじゃないよ。何のために新党を立ち上げたのだ。
容易に看て取れることは、この御仁には共産党も社民党も完全に眼中にないということだ。
この御仁は、2009年の政権交代選挙に狂喜乱舞し、翌2010年の初め頃から3年間ほどは「小沢信者」に転向していたが、小沢が「日本未来の党」で惨敗すると、しばらくして「小沢離れ」を起こした。
そんなことの繰り返しでは困るのだ。
今回の選挙で問題なのは、立憲民主も共産も社民も候補を立てず、自民対野望系無所属の一騎打ちになっている○○3区のような選挙区だろう。
もっとも、これにしても「野党共闘」の惰性でそうせざるを得ない局面であると考えている。いま下手に「××信者」を刺激しても総選挙に良い影響など何ももたらさないからだ。
だが、小沢と前原の共同謀議(というか「裏切り」)が「野党共闘」に与えたダメージはきわめて大きく、それが立憲民主や共産の選挙戦略を受け身に回らせている、くらいのことは現段階であっても指摘しても差し支えあるまい。
こういったことどもの総括は、総選挙後に必ずやなされるものと信じている。
もっとも、新聞・テレビ・週刊誌の現段階での予想に反して、自民党の議席増(そうなるとしか私には思えない。自民の「現状維持」でさえ甘過ぎる予想だと思う)、第4次安倍内閣発足と続くだろうと私は予想している。そのあとにまともな選挙が行われて失地を回復する余地があるかどうか自体疑わしいが。そんなところにまで政権批判側が追い込まれているというのが私の現状認識だ。