kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎、前原誠司に「小池さんとうまくやれたら一番いいな」と言っていた(呆)

「きまぐれな日々」にいただいたコメントより。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1494.html#comment21177

小池百合子がコケたのは本当に大きかった。右翼の有力なリーダー候補が一人消えたわけですから。

実は私は9月の解散が取り沙汰された当初、「これで小池の(首相を目指すという意味での)政治生命は厳しくなるかも」とも思った。年齢などを考えると、小池は衆院選で何としても国政に一定の足がかりを作る必要があるが、このタイミングで衆院選をやられると準備不足もあって色々厳しいのではないか、と思ったから。

まあそれは甘い見方で、実際は「希望の党」騒動という全く予想もしない事態に至ったのだけれど、小池もまた急な解散の中で色々と焦りながら行動して、色々ポカをやったという側面が大きかったと思うし、それには年齢という要素も大きかったはず。あと10歳若ければともかく、さすがにここから盛り返すのは厳しくなったでしょう。

ついでにもう一人、前原誠司の政治生命も終わるのなら言うことないのだが、どうもこのインタビューを見ると本人はそう思っていないらしい(「野党共闘で負けていたら自分の政治生命は終わっていた」などとほざいているので。ちなみに小沢とのやりとりも登場する)。前原は永田メール事件やら尖閣事件やら、とっくに政治生命を失ってもおかしくない事件をいくつも起こしているのに、異常にしぶとい人物という印象なので油断できない。

あと、このインタビューを読んで、いかにこいつが橋下徹に入れ込んでるかが良くわかった。もちろん2014年頃からの野党再編未遂の動きで周知ではあるのだが、これほどとは。その意味でもろくなもんじゃないし、前原は「復活」させては絶対にいけないと思いました。


前原誠司「あの決断は後悔していません」
http://president.jp/articles/-/23940

2017.12.12 20:00 Kobayashi


http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1494.html#comment21178

前原の記事には笑いました。
反共産をあれだけ前面に出しながら(小沢ルートで)共産が候補者を引っ込めてくれたらとか!
そんなお人好しな政党は、世界中捜してもあるはずないです。
前原の頭の中はお花畑どころか、その花畑がぐちゃぐちゃになって腐ってます。

2017.12.13 07:01 一般的ウロタ


http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1494.html#comment21179

>反共産をあれだけ前面に出しながら(小沢ルートで)共産が候補者を引っ込めてくれたらとか

ここの部分はわけがわからんですよね。

直前のところでは、小沢は「野党共闘より小池」という趣旨のことを言ったことになっている。でも最終的な理想は、小池と組んだ上で、小沢が共産を下ろしてくれることだった??虫がよすぎる。

小沢との間でそういう話をしていたのか。小沢はさすがにここまでナイーヴではないだろうが…。前原の事後的な言い訳という側面もありそう。

とにかく、これに限らず10月以降の前原の発言は全て言い訳じみていて聞くに堪えない。ただ、小沢の関与めいたものが、やや具体的に当事者の口から出てきたという点では意味があるのかもしれないが…

2017.12.13 16:55 Kobayashi


面白そうなので、リンクを張られている「President Online」の潮田塩による前原誠司インタビューを読んでみた(笑)

その中から、前原が小沢一郎に言及している部分*1を拾う。

【塩田】希望の党との連携について、小沢一郎自由党代表とも話し合ったのですか。

【前原】あれほどの政局観を持った方はいません。前からアドバイスをいただいていましたが、小池さんも小沢先生の力を借りたいと言っていたので、9月の15日か16日に話をする機会をつくってもらった。「解散になりそうですが、どういう選択肢があると思いますか」と尋ねたら、「前原代表はどう思う」と言って、自分の考えをおっしゃらない。私は「2つの選択肢が」と言った。野党共闘を主導してきた方だから、てっきり「共産も含めて」と言うかと思ったら、「小池さんとうまくやれたら一番いいな」とおっしゃった。

小沢先生は、私の決断について、これしかないという判断でした。共産党との関係は自分が最後はなんとかすると思っておられたのでは。そこを視野に入れて話をされていると思いました。小池さんとの合流がうまくいき、小沢先生も絡んで共産の候補者を下ろさせるのがパーフェクトにできていたら、仕上がりは全然違ったと思います。

引用文中、赤字ボールドにした部分は、民進と希望の「合流」騒動の最中に読売新聞が報じた政局記事に書いてあった内容を前原誠司自身が認めた形だ。

私は誰かのツイートで読売記事の当該箇所を読んで怒り心頭に発したのだった。確か野党共闘で行くか小池と組むかについて小沢に相談した前原に対して、小沢は「小池さんと組めばいいじゃないか」と答えたとかそんな内容だった。

当時、民進と希望の「合流」について、読売新聞と週刊現代は小沢の積極的関与を伝えた。一方、朝日新聞週刊ポスト週刊新潮は、なぜか平野貞夫*2のコメントを鵜呑みにして「小沢は何も知らされていなかった」との説を垂れ流した。私は前者が事実で、後者は小沢一郎側近の宣伝に過ぎないだろうとの心証を持ったが、その心証の確からしさはますます強まった。

しかし、そんな小沢一郎との共闘を共産党志位和夫はまだ続けるつもりだという。この政党の「民主集中制」の弊害はますますはっきりしてきたと私は思うし、その議論が「広原盛明のつれづれ日記」のコメント欄*3で始まりかけているので、そちらにも注目している。

前原誠司の話に戻って、以前から前原が執着している橋下徹との連携に関する部分*4も抜き出しておく。

【塩田】日本維新の会との関係ですが、希望と維新の合流はあり得ますか。

【前原】一つの選択肢であることは間違いないと思います。合流となると、政策・理念が本当に一致するかどうかです。「身を切る改革」の維新は、削るばっかりで小さな政府路線だったら、われわれとは違う。ですが、大阪都構想には私は反対ではありません。一度やってみればいい。もう一つはわれわれの最大の支持団体である連合との関係です。連合大阪は維新と決定的に対立している。現時点では連合は維新と組むことにきわめてネガティブです。連合の意向も加味し、相談しながら、慎重に検討する必要があります。

【塩田】総選挙の前、希望は維新とも協議を行い、足並みを揃えました。

【前原】私はそれにはまったく関与していません。総選挙で大阪を全部、維新に渡すことについては、聞いていなかったので、こちらがかなり押し返した面もありました。

【塩田】前原さんは3年前の2014年6月に読売テレビの番組で「将来、維新と合流する可能性は」と聞かれ、「100%」と発言して話題を呼びました。

【前原】維新との合流ではなく、橋下徹さん(前大阪府知事・前大阪市長)と一緒にやるのが 100%なんです。今もメールをやり取りし、一緒に食事もしています。今回の私の決断にもエールを送ってくれています。

私が鳩山由紀夫内閣国土交通相のとき、大阪府知事だった橋下さんと協力して関西空港伊丹空港の運営統合をやった。非常にケミストリー(相性)が合う。

維新にはいろいろな方がいる。やんちゃな松井一郎代表(大阪府知事)、その懐刀としてしっかりとまとめる役をする馬場伸幸幹事長(衆議院議員)はなかなかの人物です。

ですが、私は何よりも橋下さんです。一番は発信力、突破力、実行力です。ご自分のことがよくわかっていて、「組織をまとめる、議員の面倒を見るという親分の役割は自分にはできない。それは松井さんにやってもらっている」といつも言います。ただ、人気はありますよ、今でも。私が「100%」 と言ったのは、自公に対抗する大きな家を造るのが目的でした。今回、大きな家になり損ねましたが、まだその途上です。今後、チャレンジするとき、維新とやるかどうかは別ですが、橋下さんとは連携して一緒にやっていきたいという思いがある。橋下さんは今、維新とは一線を画しています。これからどういう形があり得るか、連合ともしっかり話をしながら、見極めていかなければと思っています。

【塩田】橋下さんの政界復帰、国政進出の可能性をどう見ていますか。

【前原】あるんじゃないですか。いつかはわかりませんが。

【塩田】橋下夫人が政界復帰にブレーキをかけているという話も耳にします。

【前原】それは本当ですよ。私は橋下さんとは家族ぐるみの付き合いで、奥さん同伴でよく4人で食事をします。橋下さんは子供が7人いて、一番上がちょうど大学に行き始めた。やはり稼いでもらわなければいけない。大阪の知事と市長のとき、報酬を半分にした。「とてもじゃないけど無理」と奥さんが半分、冗談めかして愚痴をこぼしていました。でも、最後は橋下さんの判断だと私は思いますけどね。

まったくどうしようもない奴だな、この前原というのは。まだ自分の政治生命が終わっていないと思っているらしいことにも呆れて開いた口がふさがらない。

*1:http://president.jp/articles/-/23940?page=3

*2:ポストと新潮は平野貞夫の実名を出してそのコメントを報じた。朝日新聞記事ではコメントの主は匿名だったが、その内容はポストや新潮に載った平野貞夫のコメントに酷似していた(笑)。

*3:http://d.hatena.ne.jp/hiroharablog/20171211#c

*4:http://president.jp/articles/-/23940?page=4