kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「サンデー毎日」掲載の「小沢一郎インタビュー」に憤激した(中)

「サンデー毎日」掲載の「小沢一郎インタビュー」に憤激した(上) - kojitakenの日記 の続き。

サンデー毎日」(2018年1月7・14日合併号)掲載の小沢一郎インタビューからの引用を続ける。

 前原氏に裏切られた?
「ご本人は裏切ったつもりはさらさらないだろう。ただ、人間関係、信義についての考え方が少し甘いと感じた。僕に面と向かって師とか言ってたわけだから。その後、会いたいというから会ったが、僕に不義理をしたという様子は一切見えなかった」

 なぜ小池氏は排除の論理を?
「うぬぼれがあったのではないか。前原君に対しては、何を言っても大丈夫だと思ったのだろう。驕兵は必ず敗る。ミッドウェー海戦みたいなもんだ。一朝にして奈落の底だ」

 小池氏に衆院選に打って出るという選択肢は?
「かなりギリギリまで考えていたと思う」

 ところでその間、志位氏との連携は?
共産党とも連携は維持できた。小池氏が安保、憲法だの言わなければ……」

 ということは合流に共産票が加算された?
「プラスされた。選挙は野党側の圧勝だっただろう。300議席だ。2000万票が投票にくるからだ」

 投票率が70%台に?
「間違いなく2009年パターン(69.28%)にはなった」

 となると、小池首相誕生の可能性はあった。
小池首相だった。野党を分断せず、ニコニコして改革だ、変えましょうと言っていれば断然勝った」

 細川連立政権のイメージか?
「細川連立ではない。ほぼ単一政党だから民主党政権と同じだ。ただ、民主党より彼女は大人だし、したたかさを持っている


このあたりが最大の核心部だ。特に赤字ボールド部分は「何言ってんだ、こいつ」と小沢に対して激怒した。何が「小池首相」だよ、ふざけるな。そう思った。

そもそも、小池百合子は必ず「排除」をやらかすと私は確信していたが(なぜなら、7月の都議選における公認候補や推薦候補を選ぶ際にも、小池やその手下の者どもは「排除」をやっていたからだ)、万歩譲って「排除」劇がなかった場合という(小池の思想信条から言ってあり得ない)前提を認めたとしても、希望の等のような野合政党が大ブームを起こして投票率が跳ね上がって「野党共闘」が勝った、などとは絶対にあり得ないと私は確信する。希望の党のような野合政党こそ、有権者がもっとも忌避する対象だと考えているからだ。たとえば青森や北陸や山陰や四国や九州などで希望の党を中心とする「野党共闘」が圧勝したなどとは私には到底想像できない。

小沢インタビューからの引用に戻る。

 意外と安定した?
「そうかもしれない。ある意味、小池氏の首相の座への野望がもっと本格的なものだったら、別の結果になっていた。それがあれば知事に専念せよと言う世論にビビることなく、半端な政策論議もせずに、結果的に野党分断になることも避けられた」

 小池氏は立ち直れるか?
「難しいのではないか。うわべの人気できた人は、それがダメになった時はなかなか立ち直れない。豊洲問題だってさっぱり進まない。半端な野望が希望となり、そして絶望になった」


青字ボールドにした部分について、こたつぬこ氏は「←ウマイ」と評しているが、私も、小池百合子の今後についての的確な批評だと思う。ただ、「野望が絶望になった」とはネットでもあちこちで言われていた表現に過ぎず、特に「ウマイ」と持ち上げるほどのものでもなかろう。

今回の小沢インタビューについて、私にとっての核心部分は以上だが、こたつぬこ氏は「サンデー毎日」からもう少し引用している。それは次のエントリに回し、この記事はここで一区切りとする。