kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎がまた妄言

いまさら驚かないが、小沢一郎がまた寝言を発したらしい。

https://twitter.com/matsuikei/status/1030280660231933952

松井計
@matsuikei

小沢さんは『悲劇しかもたらさない戦争を繰り返さないという国民の覚悟が必要だ』と発言してるの? しかしね、歴史上、革命戦を除く全ての戦争は為政者が起こしてきたわけですよね。国会議員はエラソーに国民にこういうことをいう前に、「議員は絶対に戦争を起こさない覚悟が必要だ」と言うべきだ。

19:30 - 2018年8月16日


上記ツイートにある「小沢さん」が小沢一郎を指すことは容易に推測されたが、ネット検索をかけたらやはりその通りだった。以下に産経の記事を引用する。

【終戦の日】自由党・小沢一郎代表談話「終戦の日にあたり」必要なことは戦争を再び繰り返さない国民の覚悟 - 産経ニュース

終戦の日
自由党小沢一郎代表談話「終戦の日にあたり」必要なことは戦争を再び繰り返さない国民の覚悟

 本日73回目の終戦の日を迎えるにあたり、改めて先の大戦尊い命を犠牲にされた全ての方々に謹んで哀悼の誠をささげます。

 人間は常に忘れる生き物です。しかし、決して忘れてはならないことがあります。それが「戦争」です。

 福島の原発事故による、日々増え続ける放射性汚染廃棄物にどれだけの方が思いをはせられているでしょうか。たった7年前のことです。

 ましてや、太平洋戦争については一体何人の方々が具体的なイメージを持てるでしょうか。それを考えたとき、本当に恐ろしい思いがします。

 最近、インターネットの普及などで過激な発言も社会的に目立ってきました。他者や他国、他民族に対する排他的な意見も氾濫しています。

 こうした中、現政権は自衛隊を歯止めなく、世界中に派遣できるような安全保障政策を進めています。果たして偶然でしょうか。戦争も、犠牲者も、不戦の誓いもすべて簡単に忘れてしまうのでしょうか。

 そういうことが今、われわれに問われています。幸い、映像も含めた多くの記録や証言が残されております。まだ、われわれは直接、戦争を体験された方々から話を聞くことができます。

 一番必要なことは、国民に悲劇しかもたらさない戦争を正しく認識し、再び繰り返さないという国民の覚悟です。その覚悟で政治は形作られます。

 自由党としましても、戦争の惨禍で人々が再び苦しむことのないよう、戦争のない世の中の実現のため、全力を尽くしてまいることを、この終戦の日に固くお誓い申し上げます。

(産経ニュース 2018.8.15 00:20更新)


よく自分が今までにやったことを棚に上げてこんな「エラソー」なことが言えるもんだ。典型的な「おまゆう」だ。小沢の言葉を読んで、改めて怒りが込み上げる。

自衛隊を歯止めなく、世界中に派遣できる」って、1991年の湾岸戦争自衛隊を送り込もうと躍起になり、結局それがかなわず、折からの東京都知事選で自らが推した磯村尚徳が当時の現職・鈴木俊一に惨敗した責任を取ることと併せて自民党幹事長を辞任したのはどこのどいつだよ。

その後、小沢は衆院選小選挙区制を導入することを中心にした「政治改革」をその「剛腕」で推し進め、その20年後の安倍晋三独裁体制を招き寄せた。

現在の安倍晋三は、総理大臣自身が日本の安全保障にとって最大の脅威だというほかない存在になっているが、この事態を招いたもっとも重い責任を持つ日本の政治家の名前を2人挙げるなら、1人が小沢で、もう1人は自らの後継者に安倍を指名した小泉純一郎だろう。

もっとも、小沢の言う通り、国民、特に「リベラル・左派・左翼」の責任も小さくない。

その筆頭格が、小沢や小泉とつるむ「市民連合」であり、それに無批判であるばかりか批判を抑えつけようと躍起になる「リベラル・左派・左翼」諸氏だろう。今日もまた石破茂を応援する記事を性懲りもなく公開した某都会保守氏もその一人だが、何も氏に限らず、必ずしも石破を応援しない人たちも含めて、言うべきことを言わない人たちがあまりにも多すぎる。