kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「柴山文科大臣 Twitterで高校生の政治話に疑問呈し非難殺到」(女性自身)

 コメント欄で下記の文部大臣・柴山昌彦の発言が言及されている。

 

jisin.jp

 

柴山文科大臣 Twitterで高校生の政治話に疑問呈し非難殺到

記事投稿日:2019/09/08 23:16 最終更新日:2019/09/08 23:19
 

自民党柴山昌彦文部科学大臣(53)が9月8日、高校生の「昼食の時間に政治の話をする」などのツイートに「こうした行為は適切でしょうか?」と返信。ネットで非難の声が上がっている。

 

6日、《大学入試英語成績提供システムの運営に関する協定書については、以前記者会見で締結済みの主体を発表しましたが、この度、英検が正式に加わりました》とTwitterに投稿した柴山大臣。その投稿に、ある教員から英検への不満が寄せられた。

 

教員に高校生は呼応し、そのことから2人のやりとりが始まった。そして教員は「政策を進めている」現政権に投票しないよう周囲にも呼びかけて欲しいと投稿。すると高校生は《私の通う高校では前回の参院選の際も昼食の時間に政治の話をしていたりしていたのできちんと自分で考えて投票してくれると信じています》《もちろん今の政権の問題はたくさん話しました》とつづった。すると柴山大臣は高校生の同ツイートを引用し、こう返信した。

 

《こうした行為は適切でしょうか?》

 

高校生は《昼食の時間に政治の話》をし、そうして周囲と話をすることで《考えて投票してくれる》と信じている。また《今の政権の問題》についても話しており、政治の関心が強いようだ。

 

しかし教育の振興に携わる立場である柴山大臣は、何故かそうした高校生の行動を“適切かどうか”に疑問を抱いている。Twitterでは非難の声が上がっている。

 

《そのように話の出来る環境を醸成する素晴らしい高校だと思いますし、すごくえらい高校生だと思います てかそういう芽を摘んでどんな日本人を育てたいんですか?》

 

《何が不適切なんでしょうか。素晴らしいじゃないですか。まさか、自党に批判的な「政治の話」は許さないとでも?文科大臣としての資質が問われますよ》

 

《18歳で選挙権が与えられた意義を具現化してるじゃん》

 

柴山大臣はその後に《ちなみにこういう文脈ですから》とつづり、教員が現政権に投票しないよう高校生に呼びかけた前述のツイートを取り上げた。しかし、こんな声が上がっている。

 

《文脈は理解しました。いろいろな情報を元に高校生が判断した上で自身の考えを持つことは悪いことではないと思います》

 

《今回の文脈では、自民党に投票しないことを薦めているだけであって、もし自民党に賛成している人がいれば無視するんじゃ無いんですか?》

 

ツイッターで呼びかけただけ。するかしないかは本人が判断。何が問題?》

 

柴山大臣は8月、自身について《大半が批判なのに》といった声が上がった際に《サイレントマジョリティは賛成です》と反論していた。

 

また同月に応援演説をしたところ、ある大学生が入試改革への反対を訴えた。その結果として警察官が取り囲んで遠ざける騒ぎとなったが、Twitterで大学生の反対の声について《わめき散らす声》と表現して非難の声が上がっていた。

 

(『女性自身』より)

 

 「はてなブックマーク」のコメントより。

 

柴山文科大臣 Twitterで高校生の政治話に疑問呈し非難殺到 | 女性自身

この話題を真っ先(?)に扱ったのが女性自身とは

2019/09/09 14:04

b.hatena.ne.jp

 

柴山文科大臣 Twitterで高校生の政治話に疑問呈し非難殺到 | 女性自身

Buzzfeedでなく女性自身が真っ先に取り上げた意外性。読者層が変わってきてるのか?

2019/09/09 23:23

b.hatena.ne.jp

 

 文科相・柴山の発言はいうまでもなく「権力を批判する言説の絶え果てた『崩壊の時代』」にあぐらをかいたとんでもないものだ。強く批判されなければならない。

 ところで、『女性自身』のサイトに政権批判の記事が載ることは決して珍しくない。この雑誌は光文社が発行しているが、光文社は堕落の極みにある小学館や、その影に隠れて得をしているけれども実は堕落ぶりでは小学館に決してひけをとらない講談社と比較して、両社ほどの規模がないために政権からの圧力を強く受けないせいか、まだ「権力を批判する言説」が残っている感がある。「崩壊の時代」から良い意味で「取り残されている」といえようか。

 この日記にいただいたコメントで知ったが、新聞社では毎日のサイトが遅れて取り上げた。このサイトの記事は有料ばかりだし、無料部分のコピペも制限しているようなので、下記にリンクのみ張る。

 

https://mainichi.jp/articles/20190910/k00/00m/010/002000c

 

 せっかく取り上げたのに批判するのも何だが、私は毎日新聞などは「崩壊の時代」の毒に侵され切ったメディアの典型例だと考えている。現在はかなり「嫌韓」に毒されているし、その萌芽は2014年の「慰安婦記事」で訂正と謝罪を行った朝日新聞社のバッシングに加わった頃にははっきり見られた。

 しかし、新聞社のサイトではどうやら一番最初にこの件を取り上げたのが毎日であるらしいところに、この国の言論界全体が「権力を批判する言説の絶え果てた『崩壊の時代』」に迎合していることが示されている。

 もう本当に、どうしようもない。