たまたま、一昨年(2017年)に書かれた下記記事を見かけた。
その中で注目したのは、2頁目の下記のくだり。
2007年の三悪役は本当に悪だったのか?
2007年の悪女、沢尻エリカ。
ちなみに池上彰が2007年10月15日の朝日新聞紙面「池上彰の新聞ななめ読み」というコラムにおいて、いま(2007年10月当時)人々がもっとも話題にしている「エリカ様」騒動を朝日新聞はまったく取り上げていないが、その態度は問題ではないか、と指摘している。マスコミがすべて巻き込まれた騒動だったことがわかる(べつに、と沢尻エリカが言ったのは、同年9月29日)。
当時、朝青龍と亀田一家と並んで、2007年の三悪役としてマスコミに取り上げられた。この3人のうち、どの人が不当に悪役に仕立てられているでしょう、とのアンケートが新聞に載っている。回答は朝青龍、沢尻、亀田の順(つまり亀田、沢尻、朝青龍の順でほんとうに悪い人だとおもわれている)〔朝日新聞be〕。
池上彰とはなんたる俗物なのか、と呆れた次第。
私は沢尻エリカの「べつに」騒動なんか覚えてもいない。もともと好きなタイプの人ではないので関心がなかったといえばそれまでだが。
芸能人に対する摩訶不思議なバッシングといえば、1993年頃の裕木奈江に対するものがもっとも印象深い。女性週刊誌が入れ替わり立ち替わり、毎週のように叩いていたのを新聞に載る広告で見ていた。沢尻はそんな叩かれ方まではしていなかったのではないか。それを新聞で取り上げろとは、池上彰は何を考えていたのか。
それよりも2007年最大の悪役はあいつに決まってるだろ。