おお、これは。
#アベノマスク pic.twitter.com/IZgfGOTE32
— 浦沢直樹_Naoki Urasawa公式情報 (@urasawa_naoki) 2020年4月2日
マスクをかけた安倍晋三が椅子に座って階段の下(で繰り広げられる殺し合い)を見下ろしている絵だったらもっと良かったかな。『MONSTER』第3巻の116頁に載ってるような。 あるいは、マスクをかけた安倍晋三が左腕にはめた腕時計を右指で指し示す場面でも良かったかも。こちらは第9巻の136,137頁と最後の第18巻175~178頁に対応するが、これらの場面で「怪物」が自らはめている腕時計を指さしたりしたら喜劇と化してしまう。
先週、そんな記事を公開したのだった。
「浦沢直樹公式情報」のツイートには、安倍支持者からの批判もずいぶん寄せられたようだが、彼らに対してこんな反応があった。
イベントの違いこそあれ、まんま同じこと言ってる悪役描いてるだろ。 pic.twitter.com/Ulq0JfT4hO
— CAB (@CAB_Tw) 2020年4月3日
ああ、『20世紀少年』にそんな場面があったか。私はこの作品はある時前半の十何冊かを職場で怪我をした仲間の入院中の暇潰しのためにあげてしまったし、(彼はこの漫画の熱心な読者になったのだった)、後半の単行本も買って読んだけれど、完結したあとに古本屋に売り飛ばしてしまった。現在手元にあるのは『MONSTER』、『PLUTO』、『BILLY BAT』の3作だけだ(とはいえ全部で50冊近くになる)。
浦沢作品のうち、編集者の長崎尚志がプロデュースを手掛けている作品は、長崎の思想が反映されてリベラル色が強い。もっとも最近というかここ10年ほどでは『BILLY BAT』などで長崎の思想についていけなくなった読者が多いように思われる*1。
ただ、『20世紀少年』に長崎尚志が関与していたかどうか、それは覚えていない。連載期間も長くて人気が高かったし、何より独裁者が描かれていたため、この漫画を引き合いに出すツイートは結構あった。
#アベノマスク#アベノトモダチ
— 市民連合わかやま・くまの (@siminwakakuma) 2020年4月3日
友達選別中。 pic.twitter.com/llUl7KoBfi
ウイルス、ともだち、独裁者。
— みんなのおとうさん (@minnnanotousan) 2020年4月3日
キーワードは確かにリアル20世紀少年ですね。
一方、もっと『MONSTER』風に描いてほしいとのリクエストもあった。我が意を得たり!
次はMonsterに出てきそうなタッチでお願いします!
— たくあん@政治を甘やかすな! (@reiwalovebbb) 2020年4月3日