kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本国内での新型コロナウイルス感染症の致死率が3.30%に上昇

 昨日(5/1)も日本国内では新型コロナウイルス感染症による26人の死亡者が発表された。下記NHKニュースから計算される致死率は3.30%(=481/14571)になった。致死率の急上昇はまだ止まらない。死亡者は韓国(248人)の倍に迫り、人口当たりの死亡者数でも韓国の79%になった。後者の数字も急上昇中だ。致死率は韓国では2.30%だから、ついに日本との開きは1.00ポイントに達してしまった。

 

www3.nhk.or.jp

 

 新たに確認される陽性患者数が減少気味なのに対して死亡者が高止まりしているのは、感染ないし発症から死亡までの日数が人によって全然違うからだ。横軸に日数、縦軸に陽性患者確認数と死亡者の2通りのグラフを思い浮かべた場合、後者のピークが前者と比較して緩やかになるのは当然だ。だから死亡者がなかなか減っていかず、致死率は上がり続ける。人々はこれによって「ああ、新型コロナウイルス感染症とはこんなにひどい病気だったのか」と悟ることになる。新規に確認される陽性患者数が減っても死亡率がなかなか下がらないのは、何も行政が情報を隠しているからではない。これについては、最近ますます陰謀論に傾く人たちが多くなった政権批判側の人たちに特に注意を促したい。いつまでも陰謀論にかまけていては、「ポスト緊急事態宣言」や「ポストCOVID-19」に後れを取ることは必至だ。

 日々の陽性者確認数と死亡者数の推移から、以前3泊4日で登ったことがある南アルプスの白根三山の北岳間ノ岳を思い出してしまった。北岳のピークが急峻なのに対し、間ノ岳のピークはだだっ広く、巨木の根元みたいな山だった。まさに「尾根」。高度の上げ下げもゆっくりだった。

 しかし、白根三山で一番きつかったのはなんといっても3つのピークを登り終えた後の、大門沢に沿った下りだったのだ。新型コロナウイルス感染症を抑えるための日々も、一番厳しいのはこれからではないか。