kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

読売、社説で「私権制限は最小限とするという特措法の規定は重い」と書いた翌日に、社説で憲法に緊急事態条項せよと主張(呆)

 朝日新聞・上丸洋一記者のツイートより。

 

 

 読売のナベツネは今93歳だっけ。最近ではすっかり衰えて、読売の論調を全部把握することなどできなくなっていると私は認識している。

 少し前までは、エピゴーネンは本家本元よりも暴走するという私が信じている法則に従って、読売の論説は劣化しまくっていた印象があった。もっとわかりやすくいえば、読売の論調がネトウヨ化していたわけだ。

 しかし、上記上丸氏のツイートによれば、2日付の読売の論説はまともなことを言っている。一方、憲法記念日の3日付の論説は、読売がずっと以前から出している改憲案に沿ったもので、それには緊急事態条項が入っている。こちらはナベツネの意に沿った、というより惰性で繰り返された主張だ。

 つまり、この非常時において、少し前まではネトウヨ化して手の施しようがなくなっていたかに見えた読売の論説が少しはまともになってナベツネよりもマシな方向に変化しつつあるのではないかとも考えられる。そうだとすればこれはかなり大きな救いだ。3日付の論説はナベツネが生きている以上仕方ないだろう。どんなに衰えても、ナベツネは死ぬまで読売の主筆であり続けるだろうから。

 

 

 というかナベツネには社内を掌握する体力と知力がもうすっかり衰えてしまったんだよ。ナベツネの意見に沿っているのはもちろん3日付の社説。

 問題は、特措法に罰則を設けるよう求める知事会の連中にすり寄るようなワイドショーをはじめとしたイエロージャーナリズムの動きだろう。それが今後の日本の主流になってしまう恐れがこのところ強まっている。