kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

上昌広、「保守を支持基盤に持ちつつリベラルな政策も進めてきた安倍首相」の改憲を期待する妄言を発する(呆)

 私は、ある時点から上昌広という医師を全く信用していない。

 ある時期というのは、緊急事態宣言が発令されて効力を発し始めた4月8日だったかに立ち読みした「週刊新潮」で、日本国内での新型コロナウイルス感染症の致死率がこのところ低下しているのは、東京五輪延期が(無事)決まったから検査数を増やした影響ではないか」と語っているコメントを見て目を疑った時だ。

 私のようなど素人でも、東京五輪延期決定直後に検査数が増えた事実はなく(逆に感染が急増しているのに検査数が追いつかず、検査の陽性率が上がり続けていた)、致死率の低下は新たな感染者数の急増によるものだろうと推測がついたにもかかわらず、このような陰謀論あるいは出まかせを平然と口にできる上という人は、本当に新型コロナウイルス感染症に関心があるのだろうかと疑ったのだ。

 その後、上がかつて塩崎恭久の盟友だったとか、東京新聞御用達の学者だとか、さまざまな悪評を聞くにつれて上に対する不信感はますます強まっていたのだったが、このたびその不信感は決定的に強まった。

 

www.nikkei.com

 

 この記事の会員限定の部分で、上は下記のように言っているというのだ。

 

国際化にあわせて日本にいる外国人の権利を考えていく必要があります。東アジアは今後、欧州連合EU)のように統合が進んでいくはずです。日本にいるあらゆる人の権利をどう守るかを改憲の目玉にすべきです。保守を支持基盤に持ちつつリベラルな政策も進めてきた安倍首相にしかできません。

 

 なんだ、結局「リベラル」の仮面を被った安倍晋三のお仲間だったのか、ってところ。なお塩崎恭久は第2次内閣以降ではあまり目立たないけれども安倍晋三の「お友達」の代表格だ。

 安倍にとっては、改憲さえできれば中身は何でも良い。「東大法学部で我妻栄と主席を争ったおじいちゃんにもできなかった改憲を成し遂げる」ことができれば良いのだ。そして、ひとたび改憲が実現できれば、あとは自民党の連中によってどんどん好き勝手に憲法が書き換えられることは目に見えている。

 リベラル諸氏は上昌広なんか信用しない方が良い。あと東京新聞も。