kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本国内での新型コロナウイルス感染症の致死率が3.96%に上昇(2020/5/9)

 昨日(5/9)に日本国内で新たに確認された新型コロナウイルス感染症の陽性者数は114人、死亡者は18人(うち東京都9人)で、致死率は3.96%(四捨五入すると4.0%)になった。致死率は今日(5/10)か、遅くとも明日中には4%を超えると思われる。また、日本国内での人口当たりの死者数は韓国の約99%となった。こちらも韓国の数字を上回るのは時間の問題だ。

 「真の感染者」の定義は結構難しいし*1、感染者の中にどの程度重症患者がいるか等の分布を無視して論じても仕方ないとは思うが、致死率は検査が足りているかどうかの指標の一つにはなり得るだろう。陽性者の絶対数が少ない台湾を仮に除外しても、オーストラリア、ニュージーランド、韓国など他のアジア・オセアニア諸国と比較して致死率が目立って高い日本では、やはりPCR検査数が不足しており、これが今回のコロナウイルス感染症の収束までに時間がかかっている原因の一つではないか。検査数が足りていなければ院内感染が起こり易いことは明らかだろう。かつてのネトウヨの喧伝とは逆に、「検査しなければ医療崩壊を招く」と言う方が正しい。安倍政権の責任はきわめて重大だ。

 下記はNHKニュースへのリンク。

 

www3.nhk.or.jp

*1:たとえば抗体検査での陽性者数で定義すると、韓国でも現在発表されている数字より一桁大きな数字になるのではないかと私は推測している。